イギリスには「1日だけ幸せで居たいなら床屋に行け」と言うことわざがある。
まさしく金言である。ただし、自分が気に入った髪型にしてもらえたならば。
曖昧な表現だと失敗する。だから画像を持って行って説明する
私は昔、どんなに評判の良い美容室に行っても自分のなりたい髪型をちゃんと伝えられなくて、変な髪型になっては泣いていた。髪型のオーダーの仕方がド下手だったのである。失敗すると気分はあがらない。髪型がばっちり決まれば、美容室に行った日は最高の気分で過ごせるのに。失敗して最悪な気分で過ごすことは、あまりに残念だ。だから、私の失敗談とどう改善したか書きたいと思う。
私が以前やりがちだった失敗は「芸能人の○○さん風で」とか、「爽やかな雰囲気になりたいです」とか「ボブカットでお願いします」とか「似合わせカットで」とか、曖昧な表現でオーダーしていたことだ。美容師さんも困ったと思う。美容室ではゴール設定が曖昧だと失敗する。なので、私は必ずなりたい髪型の画像を印刷し、ファイルして持っていく。そして、絶対になりたくない髪型の画像も併せて持ってく。そうするとカットされた後の自分の髪にでる癖や性質を説明しやすい。画像が安全装置になってくれる。
持っていく画像選びだが、これがなかなか大変だ。学生のころは画像を探している間に日が暮れた。でも、なりたい髪型の画像選びはとても大事なので頑張って欲しい。ヘアカタログやネットで落ちている画像は大抵斜めからの画像である。以前はカタログの下に書かれている、この髪型ができる人チャートみたいなものだけをチェックして決めていた。しかし、それだけでは髪型のゴール設定をするには情報が不十分なのである。
画像と全く同じ髪型にはなれないけど、近づくことは出来る
私たちはひとりひとり、顔の形、髪の質や量以外にも、頭の形、襟足の生え際、隠れた癖毛それぞれ違う。つまり、画像と全く同じ髪型にはなれない。でも近づくことは出来る。髪型は多様に見えるだけで、実際には種類は4種類(ロング・セミロング・ボブ・ショート)だけだ。そしてこれらは長さのことを指している。多様に見えるのはアレンジしているから。そうとわかれば、自己分析して4種類の髪型から選べば良い。やっと折り返しが見えてきた。
顔の周りと髪型の長さをしっかり考えても、横や後ろ髪のゴールが適当だと努力が台無しになってしまう。そうならないためには、なりたい髪型に近いサイド・バックの画像も一緒にもっていくのが安全だ。ここまでやって、私はやっと失敗しないでオーダーできるようになった。何度も失敗して、どんなに自己分析しても苦労して画像を揃えても、モデルの写真は自分ではないので同じに髪型にはできない。それを知って本当に救われた。ここまで出来たら、あとはトライ&エラーで修正し、洗練していくだけでいい。長かった。
髪が素敵だと運が良くなる。理想の髪型を求めて、正直に向き合おう
なりたい髪型を手にいれる方法はとてもシンプルだ。最初は情報集めが大変だけど、頑張ったリターンは大きい。垢抜けた友達や女性の親戚が少ないと情報が手に入らなくて苦労する。体質から髪を染められないと髪型で頑張るしかない。頑張ってほしい。
街を歩いているとき、やっぱり素敵な髪型をしている女性がいたら、目を引いてしまう。
女性は髪が素敵だと運が良くなるらしい(特に後ろ髪)。髪型が決まっているから、気分が良くて自信が持てる。自信が持てるから笑顔が素敵。笑顔が素敵だから感じがいい。感じがいいから人に好かれて運が良くなる。髪を美しくすると運気が上がるのは、このサイクルが完成するからだろう。私もそうありたい。冒頭のことわざには「一生幸せで居たいなら正直でいることだ」と続く。理想の髪型を求めて、私も正直に髪と向き合いたいと思う。