2020年はおそらく全世界のほとんど人にとってイレギュラー続きで思うように物事が進まない1年だったように思う。
もちろん私もその一人で、年始に立てた目標は「仕事を軌道に乗せる」だったものの、結果はほぼ真逆。
そんな中でもなんとか乗り切った秘訣はちょっとした友人からの知恵だったように思う。

それは数年前、何人か友人で集ってお茶していた時の話題だった。

「ストレス解消って何してる?買い物とか食べまくるとか色々あるじゃん、そういうやつ」

私は買い物、と答えたいところだが実は根がケチで後々お金を使い過ぎただの後悔するちいさい人間のため、せこい疑似ショッピングをストレス解消にしていた。
ネットショップで本気で欲しいものを予算を考慮しながら、あたかもそのまま買うかのようにカートに投げ込んでいき、そして熟慮し終えたところで一旦パソコンを閉じ一晩おく。
するとほとんどの場合買いたかったものの全ては思い出せないし、カートに入れたことすら忘れたりする。そうやって疑似買い物体験でストレスを解消させたりしていた。

友人が持ち出した、自分を楽しませるための画期的な発想

ところが友人のうち一人が画期的な発想を持ち出してきたのだ。
「私はね、お尻振るの!」
一瞬間が空いて、私たちはこの子のあまりにもキラキラした瞳に圧倒されながら、「・・・?待ってどういうこと?」
と聞くと、
「お尻振ると自然と楽しくなってくるの!ほらやってみて!自分を楽しませるんだよ!!!」
と力説してくる。

言葉で聞くと何言ってるんだこいつは、となるのだが、これは是非皆さん一人の時でいいからやっていただきたい、とにかく全力でお尻を振ってみてほしい。
(その場にいた友人は私含め全員がそれくらいは躊躇せずできるくらい羞恥心は薄い方だ)

よく、形から入るタイプ、などいうものだがまさにその真骨頂で、まず自分のお尻を思いっきり振ると、なんとなく気分も馬鹿っぽくハイになるし、こんなくだらない動きを全力でできるくらいなのだから自分は楽しく生きてるな!と思えるのである。

自分が楽しいと感じる時間がどれだけ多かったかが幸福度を左右する

何が言いたいかというと、自分を楽しませること。それが生きていく上で一番大切だということだ。
昨年はあまりにも色んな予測不可能な災難続きでうっかり忘れがちだったが、今年の私は違う。自分を楽しませることに全力をかけていく。
人生で結局のところ何を成し得たとか、何者になったかとか、どれだけ稼いだとか、そんなものは二の次で、自分が楽しい!と感じている時間がどれだけ多かったかが全てで、幸福度を左右するんじゃないだろうか。

一つ気を付けたいのは、自分を楽しませることと幸せを実感することは似て非なるものということ。
何気ない幸せを噛みしめる、なんてありきたりな話をしたいわけじゃないのだ。

自分を楽しませるための、もう一つ先のアクション

先ほどの友人との会話で言えば、そもそもくだらない会話のために集まれる友人がいて何気ないおしゃべりをすること、それは幸せだ。
しかし自分を楽しませるというのはその先のアクションがもう一つ必要だ。(この場合一緒にお尻を振ってみる、とか)必要不可欠ではないがプラスする余地のあること、をやっていくのが自分を楽しませる努力だ。

例えば入浴剤や観賞用の花みたいな必需品ではないもの。それをこの数百円で自分が楽しめるって幸せじゃない?と普段しない買い物をする、あるいは職場で1日一回はスキップすることにする、とか、誰にも気づかれないようにウィンクを飛ばしてみるとか、そういうくだらない事が案外楽しい。

他人にどう思われるかじゃない、自分がワクワクすればいいし楽しめて他人に迷惑をかけないこと。
2021年。去年からギリギリのところで踏ん張ってきて、もう頑張る気力は残ってないかもしれない。だけど。

私は自分を楽しませることに全力をかけることをここに誓います。