きっかけは数年前の配信ライブ。私の心に電流が走った

私には、愛してやまない推しがいる。その推しは、きらきら輝くステージで大好きなダンスを武器にし、大好きなグループの仲間たちと活躍している、いわゆるアーティスト。
私は、アーティストとして活動する彼を応援すると同時に、ひとりの人間として尊敬しているのである。

彼を推しだと認識したのは数年前の配信ライブ。ソロのダンスを踊っている彼を見て、心に電流が走ったような衝撃に襲われたのを、今でもありありと思い出せる。

誰よりもキレのある動き、自信のある表情、観客を一人残らず盛り上げてやろうという心意気。見ているだけでうずうずするような、わくわくするような、そんな気持ちをソロで踊っている短い時間で感じさせられたのである。

あの時から、彼は私の中で一度も揺るぐことなく「推し」という立ち位置に収まっている。

数え上げたらきりがない、私が彼を推し、尊敬する理由

そんな彼は、誰よりも考えが大人である。二十代中盤という若さで、驚くほど成熟した思考を持っている。

自分が周りからどう見えているか、そしてどう見えたら周りに影響を与えられるかを考えられる自己ブランディング力。何を優先すべきで何を諦めてよいかを考えられる判断力。問題に突き当たった時に、代替策を考え出すことができる転換力。

自分の感情そのままに突っ走ることなく、俯瞰的に物事を見て自分や周りを動かすことができるのが、私の推し。彼のファンや同じグループのメンバーからは勿論、他のメンバーのファンにも評価されるこの良さを持つ彼が、推しであることが本当に誇らしいのだ。

だが、それだけが尊敬する要素だというわけでは全くもってない。彼はそれに加えて好奇心とチャレンジ精神が人一倍あるのである。

ダンスだけではなく、ラジオ番組のパーソナリティー、映像作品の監督、スプレーアートやイラストなどの制作、演技、ラップ。彼は、自分の武器であるダンス以外にも積極的に手を伸ばし、それを確実に自分のものにしていく。

自分にとっての未知の世界に踏み出すのは、誰しも勇気がいることであり、不安が付き纏うものである。だが彼は、臆することなく沢山のものに挑戦していく強さがある。活躍の幅が広いと評されることも少なくない。誇らしいことである。

自分だけが分かる、自分の弱み。そこに現れた一筋の光が、彼だった

そんな彼に対して、私は深い憧れの意識を持っている。友達や家族から、彼に何だか似ていると言われたことがあるからかもしれない。だが、個人的にはそれよりも、自分にないものを持っていると感じるからであると思うのである。

私は周囲が思うよりも幼い考えで動いているし、チャレンジすることに躊躇いが起きやすい。自分だけが分かる、自分の弱み。そんな弱みを克服したい私に、一筋の光となって現れたのが彼であった。

こんな人になりたい、こんな気持ちを持って生きていきたい。純粋にそう思えたきっかけである彼は、私の中でとても大きな存在だと、心から感じる。

そんな愛してやまない推しを、応援する対象としても、尊敬するひとりの人間としても、変わらず懸命に追いかけていきたい。共に歩み続け、愛し続けていきたい。

愛する推し、いつも本当にありがとう。