気になりましたか、タイトル。何をいっているんだこの人、と。
「ポケモン」と「仕事」なんてまったく関係ないじゃない!というあなたの心の声が聞こえてくるような……。
「お正月はどんな過ごし方をしていましたか?」って、職場だったらほぼ100%やり取りのある鉄板の質問ですよね。
今年の年末年始、このご時世で自由に出歩けない私は、ただひたすら昔のことを回想していたのです。狂ったように自分がのめりこんでいたことって何だろうと。
私の場合、一番最初に、長くハマったと記憶しているのは「ポケモンゲーム」です。
ゲームボーイからアドバンス、ニンテンドーDS、と時代を経てハマってきました。
昔ハマったことというのは、当時はただひたすらにやっていただけですが、大人になった今振り返ると、色々学ぶことがあるんですね。
仕事も結婚生活も、「ストーリー性」があればゲームのように楽しめそう
まず私のハマったポケモンですが、皆様ご存じの通り、
1)大きな夢をもち(ポケモンマスターになる!)
2)仲間をつくり(ポケモン、ゲットだぜ!)
3)成長し(進化)
4)大きな敵に立ち向かい(敵に遭遇、チカチカ。またはジムマスターバトル)
5)勝つ
の流れを辿っていきます。今、自分の置かれている環境も実は近いのではないか?と考えました。
仕事の場合は。
1)大きなビジョンに向かって
2)プロジェクトを立ち上げメンバーを募り
3)ビジネススキルをフル活用して
4)課題を解決しつづけ
5)目標を達成する
結婚の場合はこうなります。
1)幸せになりたい!と思い
2)パートナーをみつけ
3)共同体としてお互い成長し
4)色々な壁にぶつかりながらも
5)楽しく暮らす
ゲームって、すごく楽しいじゃないですか。ワクワクしませんか?
本当は仕事も結婚生活も、これと同じと考えたら、「最高に楽しい!ワクワク!」になるはずなのに、なぜ実際そう思う人は少ないんだろう?と思うんです。
そこで、上の1から5を辿ってく中で、ゲームとリアルの圧倒的な違いは、ストーリー性の有無だと感じました。
「選択肢でてきたけどどっちにしよう?」
「これをしたら次は何がでてくるんだろう?」
「そうそう、この流れだよねーきたきた!」
という感情の循環が、ゲームについハマってしまう要因だと思っています。ストーリー性があることで、「楽しい!次に進みたい!」と思わせるのではないでしょうか。
人生に「ストーリー性」を意識すると、やりがいや楽しさが増してくる
さて、ストーリー性のある人生(ここでは主に仕事・結婚)とはなんでしょう。
結婚相手でも仕事の関係者でも、この人はこう考えて、自分がこうしたら相手はこう考えて結果こうなる、が想像できているかどうか。自分の気持ちだけでなく、いかに全体をみて行動できているか?「そうそう、これこういう風にやってもらいたかったのよ、希望通りだわ」「このスピード感最高。」っていう瞬間、ありますよね。あれってストーリー性がある瞬間なんだと私は思います。
私は今、某IT企業でマーケティングやプロデューサー的なことをしています。
私がIT企業に入ったのは、「人に対して平等に幸せを与えられる」と想ったから。
細かい話をすると、Web業界ではまず企画を立ち上げ、デザインし、コーディング(プログラミングなど開発コードを書くこと)をして、やっと世の中に出せます。私はまず1年目のときに企画担当として配属され、2,3年やってきた後に、気づいたのです。
決してひとりで仕事はできないけれど、それでも能力的に全部できたら、どれだけやりやすいだろうか、近づけるだろうかと。
そう思った私は、企画を強めることをしつつも、上長に希望を出し、クリエイティブ関係のことにも挑戦し始めているのです。
自分のスキルアップにストーリー性を持たせるだけで、目の前のやりがいや楽しさが抜群に跳ね上がります。これは本当におすすめです。
のめりこんだことで、見えてきた「学び」があった
「サルのようにハマり、鳩のように飽きろ」というような言葉を、ホリエモンが『多動力』という本で述べていますが、まさに私のポケモンゲームはそうだったといえます。一通りのめりこんだあと、もうゲームは当分いいと思って、長らくやっていません。
大事なことは今回のケースからもわかるように、サルのようにハマったことを後で回想することで見えてきた学びがある、そして次のものにハマることで自分の引き出しをどんどん増やしていける、ということです。
ポケモン時代が終わった私は、2021年、「書道」にハマっていくと決めました。
とことんハマりきります。
趣味でも、仕事でも、ゲームでも、ハマれるものを皆さんも作りませんか?