溢れている愛が止まらない。今年は振り切って私の愛のエゴをぶつけてみる決意

愛をもって愛を制す。
これが今年の私の宣言である。
大々的に贈り物をして愛を表現することもなければ、魅力的なダンスで愛を表現することもない私だが、身体の奥底にはどろどろと煮えたぎる熱い愛が貯まっている。
今までは、その愛をうすーく薄めて薄めて薄めて、人が受け入れられるような好意の状態にしてから、周囲に配っていた。
なんでもないような顔をしながら、押し付けたりせずに。
良かったらどうぞ、要らなかったら別に気にしないで構いませんよ、というふうに。
だが今年は違う。
どろどろの原液の状態のまま相手に愛を投げつける。感情と衝動が入り混じった濃い色合いのまま、思いっきり振りかぶってぶつける。愛してるという感情を顔面に全て出し、思ったままのことを愛の情熱に浮かされながら話す。
相手が正面からぶつかろうが、さっと避けようが、そんなことは私の知ったことではないのだ。
愛はエゴ、当たり前だろう。
コロナ禍のためか家族、友人や職場の人と連絡を取ることが増えた。
大変な最中にもかかわらず、思いやりのある言葉。相談すれば優しくあたたかい回答。くだらないことで盛り上がり笑い合う心癒される時間。驚いた。私ってこんなに素敵な人たちに恵まれていたのか。
私自身はわたわたしているだけで、際立って仕事ができたり可愛いかったり面白いわけではないのに、こんなに美しくラブリーで素敵な人たちに支えられている。衝撃だった。前世できっと人類を救ったのだろう。そうでないと話が合わない。ありがとう、前世の自分。
仕事であっぷあっぷしているうちに、よくわからないが、神に感謝してもし切れないくらいの奇跡が起きて、素敵な恋人ができた。可愛い。格好良い。話が合う。居心地が良い。優しい。レディーファースト。頭が良い。
いま全人類のなかでいちばん好きなひとだ。
そして、これから出会う人たち。
この全員に愛をぶつけにいく。
愛をもって愛を制す。
愛を全力でぶつけにいって、愛のロケットスタートを勝手に切るといったほうが的確かもしれない。
人はいつか死ぬ。
それをはっきりと知らされた去年だった。
このじゃぶじゃぶと湧き出でる愛もいつかはなくなるのかもしれない。
だが今は音を立てて沸騰している。この愛を汲んで汲んで、どんどん投げつけていく。
それをぶつけて何が起きるとか、そこから何が生まれるとか、そんなことは私の知ったことではない。
ただ衝動に身をまかせ、愛をぶつけ愛をもって愛を制す。
これが私の宣言である。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。