自分に自信をもつこと。

これが私の宣言です。
思春期になってから私は自分のことが好きではありませんでした。かわいくないし、スタイルが良いわけでもない。性格も暗くて、何か特技があるわけでもないからです。

自分のことを好きになれていたら、顔が赤いことを気にしていなかった

そして何より1番嫌いだったのは「顔が赤くなりやすい」ことでした。
体育の授業をするだけで、授業中先生にさされただけで、グループ活動などで異性と話しただけで真っ赤になってしまう顔が本当に嫌でした。
だから私は中学生に入ってから今まで体育の授業を真面目にした記憶がありません。さぼっていると思われても良いからなるべく動かず、運動のテストがあれば最初の方に行って授業が終わるころには顔の赤みがひいた状態にする。なるべく手をあげて発表しない、異性とは話さない。こうして私の中・高校生活は過ぎました。きっとこの時から、私は自信がなかったのだと思います。自信があり、自分のことを好きになれていたら顔が赤いことを気にしていなかったでしょう。

そして大学生になって、初めて彼氏ができました。高校生の頃から好きだった人で、付き合うことができたときは緊張が抜けて立つことができなくなるかと思いました。
「恋をすると人は変わる」と言いますが、これは本当だと思います。彼氏にかわいいと思われたくて、高校のときはしたことがなかったメイクをしたり、全然興味がなかったお洋服も雑誌を読んで研究したり…だから少しは変われたと思います。けれど、どうしても自分に自信を持って、自分を好きにはなれませんでした。大学が違うこともあってか、いつか相手に捨てられると思っていましたし、親にもそう話していました。

相手を大切にしたいなら、最初に自分に自信を持たなければ

そんな私がこの宣言をしようと思ったことには理由があります。

それは「相手を大切にしたいなら最初に自分に自信を持たなければならないこと」に気づいたからです。
私は生理中に心が揺らいでしまい彼氏に八つ当たりをしてしまうようになりました。それは彼氏に甘えられているから、と言えば良い感じに聞こえますが、実際は「どうしてわかってくれないの」という不安や怒りを彼氏の悪口に言い換えてぶつけているだけでした。
最初の方は「ごめんね、気を付けるね」と言ってくれていた彼氏も毎月必ずやってくるこの八つ当たりに疲れてしまったらしく「きついからやめてほしい」と言われ、ここで私は初めて自分がひどいことをしていることに気づいたのです。気づくきっかけをくれたのは友人で、気づいた瞬間後悔の気持ちしかありませんでした。

自分だけの問題だと思っていたことが、周りに悪い影響を与えてしまう

そしてようやく、自分に自信がないせいで八つ当たりをしてしまい大切な人に嫌な思いをさせてしまうことを知りました。私に自信があり、自分のモヤモヤを受け止めることができていたならば彼氏にこんなことを言わせることはなかったはずです。自分だけの問題だと思っていたことが、周りの人に悪い影響を与えてしまう。無意識にやっていたことこそが1番怖いことなのだとわかりました。

2021年、私は自分に自信を持つことを宣言します。先が見えないこの年だからこそ宣言できることだと思います。先が見えなくても自信があれば、自分を持っていればきっとこの年を素敵な年にすることができるでしょう。