カレー、焼肉用の生肉、豚汁、キャベツ…あらゆるものを犠牲にしながら自炊したここ
4、5年。食べ物を廃棄するということはよくないことだとわかってはいるけれども、それほど熱心にきちんと教わったことのない「料理」と言う分野を、たった1人で極めることは思いのほか難しい。

とりあえず“普通に”自炊ができるようになりたい

ある時は、とろーりチーズが上にのったかのようなカレー(実際はカビが生えていただけだった)、またある時は、異臭を放つ豚汁など、自炊する中で得体の知れない数多くの出会いがあった。

「カレー作ったらカビ生えちゃった。テヘっ」と気さくにネタにできるキャラでもなく、かといってそれを改善する術もわからず、一時は某定食屋チェーン店に毎日通う日々であった。

「女たるもの料理なぞ習わなくてもできるもの!」という慣習のもと、特に家の手伝いもせずぬくぬくと育った私は、高校時代、家庭科の授業で、炊飯器に水を入れずに米を炊くという暴挙の末、クラスメイトに白い目で見られた経験もあるほどの実力だ。

「女たるもの料理なぞ習わなくてもできるもの!」という社会の慣習には物申したい気持ちでいっぱいなのだが、今年私が宣言したい「健康的な生活を手に入れる!」という目標を達成するために、とりあえず“普通に”自炊ができるようになりたいのだ。

毎日楽しく生きるためには、健康であるべき

前置きが長くなってしまったが、2021年私の宣言は「健康的な生活を手に入れる!」である。なぜこの宣言をしようと思ったかを話すと長くなってしまうが、簡単にいうと、自分の達成したい目標から逆算したときに、「健康」これさえあればそれが達成されるのではないかという考えに行き着いたからである。抽象的すぎる(苦笑)。

私の目標は「毎日楽しく生きること」で、私にとって楽しいことというのは、音楽活動をすることであったり、自分の大好きな人と一緒に過ごすことであったり、それらのことを考えることであったりする。

そんな自分の大好きなこと、楽しいことというのは、人に言われなくても積極的にやることだから、まずはその時間を確保することを考えた。そして、その時間を確保できたとして、楽しいことができない状況を考えたときに、それは自分の心身の状況が悪い時つまり、健康ではない時がそうなのではないかと思った。

体調を整えて、自分の本当に楽しいと思える人生を歩みたい

過去にひどい生理痛で動けなくなったり、昼夜逆転が続いて3食きちんと食べられなかったり、自分自身の体調についてはいろんな面で悩みがある。それをなんとか解消したいと本を読んだり、ネットで調べるうちに、「血流を整える」とか「腸を整える」とか「自律神経を整える」といったキーワードにぶつかった。

そして、それらを薬などに頼らず自分の力で整えるためには、自分の体に取り入れる「食べ物」が重要なのだと気づいた。
だから、私は自炊ができるようになりたいし、自炊して体に良いものを取り入れることで体調を整えて、自分の本当に楽しいと思える人生を歩みたい。そして、料理ができる上で、「女たるもの料理なぞ習わなくてもできるもの!」という社会の慣習に物申したい。

2021年私の宣言は「健康的な生活を手に入れる!」です!