2021年、私の宣言は「とにかく一歩ずつでいいから前に進む」です。2021年は私にとって重要な年です。就活を本格的に始める年であり、大学を卒業する年でもあるからです。
半年間、PCやスマホとにらめっこする生活でした
去年はコロナでできないこと、どうしたらいいのか分からないことが沢山ありました。
大学のキャンパスで授業が受けられず、図書館に入ることができない、サークル活動ができない、海外に行くことができない、友達と会えない、就活が全てオンラインになり、やり方がよく分からないなど、マイナスなことばかり。授業もインターンシップも全てオンライン、情報収集もインターネット。
私は半年間、PCやスマホとにらめっこしながらひたすら家にいるだけの生活でした。慣れない状況であったからか、その半年間で私は何度も体調を崩しました。これが一年続いていたらおそらく私は狂っていたと思います。
私たちにとって大学の勉強以外の活動も不要不急なことではない
そんな中、9月半ば頃、感染者も少し落ち着いてきたため、学園祭に向けたサークル活動が始まりました。私はカバーダンスサークルに所属していて、参加しないという選択もありましたが、私はその学園祭で引退だったので参加しました。
正直色々な不安がありました。もし、どこかでコロナに感染してしまったら、逆に後輩たちが感染してしまったら、その対応をどうするか、そもそもダンスの練習などできるのかなど。またその頃、感染者の多くは主に大学生の若者であり、サークル活動などという不要不急の外出、活動はするなという意見が多かったと思います。実際、夕方歩いているだけでも大人からあからさまに避けられたり、舌打ちされました。
しかし、私たちにとって大学の勉強以外の活動も不要不急なことではないのです。その時にしかできないことが人それぞれあると思います。私は引退を控えていたので尚更そう感じていました。
サークル活動は私の心身には必要なことでした
また、その時期からwithコロナという言葉が言われ始めました。コロナだから全ての動きを止めるのではなく、活動するためにコロナにかからない対策をどうすれば良いかを考えるべきだと私は思いました。
学園祭で初めての試みでしたが、リアルタイムでのオンライン開催で行いました。練習では換気やマスク着用の義務化、サークル員の体調チェック、水分補給は外や壁の方を向いて取る、常に消毒液を持ち歩くなど色々な対策を考え実行しました。
私は家にこもっている時と比べ、サークル活動を始めてから体調を崩すことは一切なくなりました。サークル活動は私の心身には必要なことでした。
サークル員から発熱症状がある子が出てしまった
しかし、そう簡単には行かず、学園祭開催の2週間前にサークル員から発熱症状がある子が出てしまい、活動休止を大学側から命じられました。その時はサークル員の子がもしコロナであったら自分は確実に濃厚接触者になる可能性がある。また、練習場所のキャンセル料や学園祭の参加費用の損失をどうするか対応に追われました。
ただ、ここで感じたのは、今焦って混乱していても仕方がない、検査結果を待っている間に今できることを一つずつ対応していくしかない。とにかく事を前に進めなくてはということです。実際サークル員の子は陰性で、活動休止が解除され予定通りなんとか学園祭本番を迎えることができました。本番を混乱することなく無事に迎えられたのも、今できることに一つずつ対応していたからだと思います。
コロナがなかったらここまで自分を客観視できなかった
今年、コロナが収束してワクチンも国民に行き渡ればよいですが、それは難しいと思っています。しばらくはwithコロナの生活は変わらず続くと思います。それでも私は就活や大学の卒論、教育実習などやらなくてはいけない事は目の前に迫ってくるわけで、そこでどうしようと漠然と重く考えるのではなく、一つずつ整理して何から始めるか、その時その時何をすることがベストなのかゆっくりでいいから毎日一つずつ考え行動することを積み重ねていく年にしようと思いました。
当然のことかもしれませんが、意外と常にその様な行動を取れる人ばかりではないと思います。コロナがなかったらここまで自分を客観視できなかったと思います。
今年は「一歩ずつでいいから前に進む」という言葉を胸にコロナを乗り越えたいと思います。