26歳、都内広告代理店勤務。飲み会、残業、合コンが多い港区キラキラ女子を想像されることが多いが、私のストーリーは尽くかけ離れている。

26歳は恐らく世間的には第一次結婚ラッシュの時で、SNSでは素敵な結婚式や赤ちゃんの投稿と、自分の趣味や仕事、夢に生きている女性の投稿の両方が私の周りでは溢れている。
私自身京都の女子校育ち、大学も国際系学部を卒業し、その後東京に就職したので、まさに友人の中でも「結婚した派」「結婚したい派」「結婚まだいいや派」が分かれている。

15カ国籍の方と喜怒哀楽な恋愛をしてきた

私がどのセグメントに所属しているかというと、「結婚したい派」と「結婚まだいいや派」の間とでも言おうか。「夢見る国際恋愛少女」、それが私だ。
社会人4年間の私の恋愛をまとめてみると、付き合った人、友達以上恋人未満の関係だった人、その他デート相手含め欧米南米など15カ国籍の方と喜怒哀楽な恋愛をしてきた。
留学経験はあるにしても、それでも珍しいこの経験は、外国人ばかりを恋愛対象とする「ガイジンハンター」と批判される覚悟もあるが、なぜ私がここまで国際恋愛を好むかというと理由は明確なのだ。

国際恋愛=自分自身が素直でいれる恋愛なのだ。身長も高く、大手企業のバリキャリ総合職、レストランや旅行などのSNS投稿大好き、いわゆる自立している女性という社会のイメージ通りで、かつ「30歳までに結婚しないと負け組」「結婚して出産して平凡な家庭を築く」といった固定概念が強い日本で日本人の男性とデートする事が怖かった。
まして「〇〇会社の私」ではなく、「本当の私」を見て欲しいという願望は日本人より海外の人の方が叶えてくれやすかった。

「結婚のための恋愛」ではなく、「運命の恋愛だからの結婚」をしたい

そんな私の国際恋愛にはパターンがある、【友達以上恋人未満の関係を長期的に継続】。
結婚したいならそういう恋愛は止めた方がいい、それは都合のいい女扱いされてる、など周囲に批判されるも、止めれない、止めようとも思わない。
私は「結婚のための恋愛」ではなく、「運命の恋愛だからの結婚」をしたいのだ。甘い考えかもしれないが、夢見て何が悪い、夢があったからこそ今まで努力して夢を叶えてきた人生があり、恋愛に夢を持ってはいけないという事が私にとっては論理的ではないのだ。
だからこそ私の恋愛は決して幸せな事ばかりではないし、辛い経験も多く、激動だ。

深夜12時から始まる渋谷デートを繰り返したパーティー大好き南米ITエンジニア、デートの時に必ず花束をプレゼントしてくれるトルコ人レストランオーナー、仕事大好き真面目なオーストラリア人リクルーター、サンフランシスコ在住スタートアップCEO、見た目は34歳モデル系43歳スペイン人エンジニア、どの恋愛も被りは無く、私自身どの恋愛にも全力投球で、その時の人に一途で、大好きで大好きで、先がどうなろうと、この瞬間、この時間を彼と一緒に過ごせている事が幸せだった。
関係を聞いて正式なカップルでないと言われても、いつか彼の想いが変わるかも、彼が運命の人なのかもと思って、その関係を続けてしまっていたのだ。

人生を楽しんでいれば、運命的に自分の運命の人と結ばれる

彼達と上手くいかなかった理由も明確で、「どこかで無理してる自分がいた」からだ。どれだけ自分のタイプでも、深く共感できる部分があっても、結婚願望がない彼達に合わせ続ける事は、いつか結婚したい私にとって無理があったのだ。
酸いも甘いも噛みしめた結果、前述した彼達とは「普通の友人」の関係に戻った。彼達と過ごした時間が無駄だったという気持ちや後悔の気持ちは一切ない。全ての経験がかけがえのない想い出で、単に運命ではなかっただけで、今後の自分の人生にとっても何かしら勉強になったと思う。

「自分が人生を楽しんでいれば、運命的に自分の運命の人と結ばれる。だから焦る必要も無ければ、自分を持って生きる事こそが結婚への道」、これが私の結婚観だ。妥協なんて私の辞書にはない。夢しかないのだ。