私、新卒で入社した会社を、わずか8ヶ月で辞めました。
辞めた理由は、体調不良で連日会社を休んだ際、反省文のようなものを書くように指示されたことがとどめとなりました。
上司が「提出しなくて良い」と言ってくださり、反省文は書きませんでしたが、もし書くとしたらきっとこう書いていたと思います。
社畜のように働いていたけど、最終日は嬉しくてスキップしていた
「体調不良で連日会社を休み、迷惑をかけてしまったことを反省します。改善策としては、ストレス緩和の方法を身につけ、普段からストレスを溜め込み過ぎないこと。健康な状態で、毎日12時間以上働き続けられる体作りと集中力を手に入れること。明日が来ることへの恐怖から、睡眠前に過呼吸にならないよう合法ハーブティーで気持ちを落ち着かせ、良質な睡眠を心掛けます」
名誉のために何度も言いますが、提出はしていません。あの時の自分、血走って提出しないでくれてありがとうと感謝している。
もちろん、退職理由は、他にもちりつもでたくさんあります。たぁくさん。22時から始まる上司の自慢話を聞くことが日課となっていたり、ワンピースを着て出社できるのは入社3年後以上の暗黙ルールを1ヶ月で破り、見事に目をつけられたこと。あと、私の教育係の口内炎の数が、日に日に増えていく報告を聞くのも辛かったです。どうかお大事に。
内定を勝ち取った時は、涙が出るほど嬉しかったのに。最終出勤日には、ランチタイムに海鮮丼を食べ、一攫千金を夢みて宝くじを買い、挨拶回りの際はスキップをしながらお菓子を配りました。何より、ようやくおさらばできることが嬉しくて。
私は、少しでも「明るい気持ち」になれるかもしれない方向に舵を切る
「考えが甘い」「社会を舐めすぎだ」「1年未満で退職した人間が、再就職できる会社なんてあるのか」と辞めるまでは、本当に毎日葛藤していました。
でも実際、誰に何を言われようと、自分の人生は自分のものであり、辛く悲しい気持ちで毎日を送る選択をとるのか、少しでも明るい気持ちになれるかもしれない方向に舵を切るのか。私は、後者を選びました。もちろん、辞めた後の方が、地獄をみる可能性もあります。
結果、winner、私。辞めて、大正解。今は恵まれた環境、興味のある仕事、ワークライフバランス、そして、何よりも転職後早々のワンピース出社。
もちろん大変なことはたくさんありますが、必要以上に頭を抱えて悩まなければならないこと、たぁくさんはありません。タイミング、条件、環境、全てにおいて幸運が重なったのだと感謝しています。転職後の教育係の口内炎も「別にできてないヨ」だそうです。
環境を変えるために前職を辞める時の自分へ「ありがとう」
辞めることを決断するまでに、相当悩みました。でも、今となって思うことは、辞めた先のことをあれこれ悩んでも仕方なかったです。
前職を辞めた理由は、冒頭に記述の通り、「体調不良で連日会社を休んだ際に、反省文チックなものを書くように指示されたこと」に加えて、真面目な話をもうひとつ。「ことを進展させる選択をしたかったから」です。
あのまま悩んで前職を続けていても、明るく前向きに物事を捉えられるような思考の切り替え、努力はきっとできなかったと思うし、何も変わらないのであれば、少しでも今の環境を変えられる選択をしようと踏ん切りを(しかも早めに)、つけられたのはファインプレーだったと思います。あの時の自分、ありがとう。
最後に、この文章を読んでくださったみなさまにお願いです。大変恐縮ですが、どうか勝手に背中を押されないでください。少なからず、私は昔からラッキーガールです。
“辞める責任”は、何事においても自分が持つべきで、その覚悟がなければ、むげにふらないのも手段だと思っています。ラッキーガールは時と場合により、精神安定剤としてキープすることも推しています。