高校2年の秋、修学旅行がきっかけで気になる男の子ができました。
その男の子は、仲の良い男友達と同じ部活の男の子。お互い存在は知ってたのですが、クラスが同じになったことがなく接点がありませんでした。
私と彼が話していると、絶対に入ってくる女の子にハメられた
3年のクラス替えで、同じクラスになることができました。しかし、彼には彼女がいました。略奪をする気はないし、受験があるので、気持ちを伝える気はありませんでした。
仲の良い男友達も同じクラスだったので、彼とはどんどん仲良くなりました。2人でも楽しく話せるし、勉強を教えてもらうことも。そのくらいの時期から、彼と2人でいると絶対に参加してくる女の子(A)がいました。
Aと彼は接点がなかったから、初めは特に何も思っていませんでした。しかし、好きな人とせっかく2人で話せているのに、あまりにも毎回毎回Aが来るので、少し嫌な気持ちになっていきました。私は、もしかしてAに利用されてるのかなと考えてしまうようになりました。
2人でいると絶対に来るので、それが嫌で彼と教室で話す頻度はぐんと下がりました。しかし、Aと彼と2人で話せるくらい彼らは仲良くなっていました。気付くのが遅く、やられたと思いました。
このことがあり、彼やAともあまり話さなくなりました。彼とは、LINEでやりとりはしていました。LINEでは、今まで通り変わりなく話せたので、それが救いでした。
しかし、彼から急に「Aがレムに避けられてて、どうしようって相談してきたんやけどなんかあったん?一回ちゃんと話してあげたら?」とLINEがきました。その時、本格的にハメられたと思いました。
私はそのLINEに返事ができず、彼とも本格的に気まずくなりました。Aと彼は相変わらず楽しそうで、悔しくて悲しくて仕方ありませんでした。
私は悩んで、泣いて、いっそ気まずくなるなら、全部伝えてしまおうと決意しました。放課後、彼を呼び出し、Aに利用されてる様に感じたこと、Aに私は何もしてないし、仲直りをする気もないけど、彼とまで仲悪くなりたくないということを伝えました。
すると彼は「何も知らないのにあんなこと言ってごめんね」と言ってくれました。そこから彼と気まずくなくなり、むしろより仲良くなりました。
やっと彼と付き合うことができた!でも、彼と私には「距離」があった
冬になり受験前ではありましたが、彼と付き合うことになりました。一年前からは想像ができない展開で、とても嬉しく幸せでした。
今まで好きな人ができたことはありましたが、こんなに悩んだり、あまり自分から行動したりすることがなかったので、本当に彼のことが好きでした。
高校を卒業してから、私と彼とのお付き合いは、長く続きませんでした。実家があまり近くにない上に、お互い大学が京都と兵庫、バイトもあるので会える頻度が一気に下がりました。
最初の頃は、月に何度か遊びに出掛けていたのですが、時間が経つにつれ、少し会ってホテルに行ってというデートが当たり前になり始めました。そして、徐々に会う頻度も減りました。久しぶりに会っても手は繋がない、横に並んで歩くことすらなくなりました。勇気を出して手を繋いでも離されました。
そんな時、高校時代に彼のセフレだった女の子を男3人の飲み会に呼び出して、イチャイチャしていたという話を聞きました。会っても辛いし、会えない間も私は彼を信用できなくて辛くなっていきました。彼氏という存在で辛くなっていくことが、耐えられなくなり別れようと思いました。
久しぶりに2人で会い、デートの帰りに別れ話をしようと思っていたのが間違いでした。一緒にいると、やっぱり楽しくて悲しくなりました。帰り際、確実な別れ話はできませんでしたが、距離を置くという形になりました。ですが、通ってる大学も違う、住んでる家も遠い。距離はすでにあるのではと思い、LINEで別れを告げました。
別れてから何度も「後悔」したけれど、友人の言葉で一気に冷めた
別れてからしばらく、とても後悔しました。私があんなこと言わなければ、LINEをしなければ、まだ付き合っていられたのに。
高校が一緒だった女友達に何度も泣きながら話を聞いてもらっていました。ある日、その女友達に、謝って「よりを戻して欲しい」って伝えてみるべきかなと相談していました。
すると「口止めされてたのもあるし、もう別れてるのに傷つける事になるから、ずっと言うか迷ってたんだけど、レムと付き合ってる時に彼と彼の友達、彼の元カノ、その女友達の4人で泊まりに行ってたみたいだよ」と言われました。
それを聞いた瞬間、一気に気持ちが冷めたのを感じました。泣いてたのもアホらしくなりました。びっくりするくらい未練がなくなりました。
別れ話の時、彼はすぐは受け入れてくれませんでした。でも、それを押し切って別れて正解だったと思います。
そして、教えてくれた友達には感謝しています。自分の気持ちには正直になろうと思いました。