手の届くところにあった結婚生活は、自分から手を放した。手に入れた幸せな結婚生活は、あっという間に暗転した……。家族、学校、職場という、自分の思いだけでは成り立たない他者との暮らしは、ひとつの行動、ふいの一言で鮮やかに色づき、色を失っていく。2月に「かがみよかがみ」にたくさん寄せられた、そんなエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します！

①7年付き合った彼を手放し、1年後に別の人と結婚。結婚は最高だ（森塚莉奈）

あらすじ）結婚を夢見ながらも、現実の彼氏を見て辛くなっていた25歳。手放せば、いつ結婚できるんだと自問自答していたが、別れる決断をした。そして幸運なことに、趣味が合い、優しく、心から好きだと思える人にすぐに出会えることができた。

②「可愛いお嫁さん」を目指す私に夫が言った「家政婦と結婚したわけじゃない」（よしのいちご）

あらすじ）結婚式の花嫁に憧れて結婚した私は、夫婦とは恋人の延長線だろうと思っていた。可愛いお嫁さんになろうとした私は、「理想」から遠い自分に気付くたびに、どんどん追い詰められていった。

③「いけないんだよ！」と私が注意した彼は、その後教室へ来なかった（安芸安子）


あらすじ）いたずら好きで、周りから迷惑がられていた小学生の同級生の男の子。いじめられて不登校になったが、中学校では姿を見せるようになった。その彼が持ってきた、あるイラストを私が注意すると、彼は今まで見たことがない悲しい顔をした。

④去り際までごくごく自然にキメたおばあちゃん。亡くなっても策士だった（よもぎたかこ）

あらすじ）背が高く、運動神経もよく、グラマラスな体型。脳内出血で倒れ亡くなったおばあちゃんは自分と正反対の人だった。赤いリップ、紫や青のアイシャドウ、ヴィヴィッドな色の服を「すげぇ色」と思っていたが、自分のパーソナルカラーを調べてみたら……。

⑤「浮気体質直したいから病院に行って来る」と挙式2ヶ月半後に言われた（スパイディーあっこ）

あらすじ）結婚式の2カ月半後に発覚した夫の浮気。結婚前にも浮気がバレて、別れたことがある。「本気で治したいから病院に行ってくる」と言う夫と一緒に診断を聞きに行ったことで、私の気持ちは変わっていく。

2月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
さらに6位以降は次の通り。こちらもぜひ読んでみてください！

⑥宿題を忘れて謝った私に先生は言った。「先生、家でキリン飼ってるんだ。信じてくれる？」（普通の中村）

⑦「妊娠したんだ」と内定を蹴った友達。あのとき本当は言いたかったこと（ゆまりん）

⑧男女関係なく人を愛し、欲情する彼女。本当の彼女を知らなかった（マヨイ）

⑨「なんで私なんか産んだの」。私は母に叫び、母は家からいなくなった（白咲夢彩）

⑩彼と結婚できなかった私へ。悲しいお知らせとうれしいお知らせがあります（ばいたみん）

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