何かの広告で見た「30年後には海の生物よりプラスチックごみのほうが多くなる」という言葉がずっと気になっている。

最近よく耳にする「SDGs(持続可能な開発目標)」は、貧困・飢餓・ジェンダー平等・環境問題などに取り組むもので、平凡な日常とはかけ離れた“社会の時間”に学ぶような遠い存在かと思っていた。

しかし、30年後にはごみまみれの世界で、魚が食べられない…。そんな日常が近づいていると思うと、他人ごとではないなと思った。

できるだけプラスチック製品を避けようとしているが、かなり難しい

少しでも環境に優しい生活を送るため、エコについて調べてみた。「竹ハブラシ」「固形シャンプー」「マイボトル」「野菜中心の生活」など、今すぐ取り組めることがたくさんあった。

通常のハブラシは柄のプラ部分を分解するのに400年もかかるらしい。世界では1年間で約36億本も廃棄されている。なんとなく使ってポイッと捨てているもの、巡り巡って自分たちの住む環境をひどく汚していることを知った。

これを知ってからは、できるだけプラスチック製品を避けようとしているが、かなり難しい。スーパーで食品を買うとき、化粧品を買うとき、ほぼ100%プラで包装されている。

北欧などのエコが進んでいる国では、量り売りや包装なしで売っていることが多いらしい。母に聞くと、日本でも昔は豆腐や魚など、自宅の容器で受け取ったり、新聞紙で包まれていたりしたそう。

たしかにしっかりと包装されていると清潔で安心できるが、量り売りやリサイクル紙での包装でも安心は損なわれないのではと個人的には思う。エコな商品を選ぶことは簡単にできるが、エコじゃない商品(プラ包装など)を買わないという選択は、結構難しいことが分かった。

魔法のように社会の問題を解決する方法はないから、地道な努力が必要

肥満の人がいる一方で、飢餓に苦しむ人がいる。働きすぎて死ぬ人、仕事がなくて死ぬ人。紛争に巻き込まれて死んでしまう人…。世界には、目をそむけたくなるような生活を送る人がたくさんいる。

私は「いつか、もっとお金が貯まったら…生活に余裕ができたら…時間ができたら…募金しよう」そんな陳腐な優しさしか持ち合わせていなかったし、何もしてこなかった。環境問題も「自分が死ぬまでにはそこまで影響ないか」と安易な考えで過ごしてきた。

しかし、世界の人口比に対して、地球はすでに限度を超えており、このままでは異常気象や災害、水不足や飢餓がどんどん身近に迫ってくる。

魔法のように、自然を一気に取り戻せる、そんな方法はない。だから、私たちの日常の中で、地道に努力していくしかない。

しかし、個人で努力しようにも限界がある。エコな商品や生活を選ぶことはできるが、それを当たり前に、簡単に選ぶことができる環境を整えることが大切ではないだろうか。

環境問題や貧困、被災に苦しんでいる人に対して「支援できる環境」を

プラスチックを使わない量り売りの店を増やす・身近なお店(スーパーなど)で竹ハブラシや固形シャンプーを取り扱う・古着やいらない家電などを引き取ってくれるお店を地域に増やすなど、みんなの生活に関わる「環境問題」なのだから、もっとみんなが簡単にエコを選択できる、そんな環境に変えていけたらいいなと思う。

そして、「環境問題」だけでなく飢餓や貧困、被災に苦しんでいる人たちに対しても、簡単に支援できる環境を作りたいと思う。

ボランティアや募金などは、ハードルが高いと思ってしまうところがあるので、「この商品を買うと何割はこういう人に寄付される」というような商品が多くなれば、日常的に寄付すること・困っている人を助けることが日常化されると思う。

そういった商品が当たり前に身の回りにあることが、世界平和につながるのかななんて思ったりする。まずは、自分ができることを今日から、毎日続けていくことにする。