特集:私が○○を変えるなら

自分は自分でしか守れないから強くならなくちゃ

私が○○を変えるなら

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ある人は言った。「そんな露出度の高い服を着ているから痴漢にあうのだ」と。小学生の頃の私は、好きな服を着て何が悪いのか、なぜ被害者が責められなければならないのかがわからなかった。

そして、日本は私が小学生の時から何も変わっていない。私も以前、電車で向かい側に座る男に、スカートの中を覗かれそうになったことがある。その時は男の隣に座っていた男性に助けてもらったが、異性の友人にその話をしたところ、「そんな短いタイトスカートを穿いてるからでしょ」と言われた。

まさか自分が、その言葉を言われると思っていなかった。男性からしたら“そんなこと”なのかもしれないが、被害者からしたらとても怖くて1人じゃ何もできなかった。

高校生の時から身近にあった「セクハラ」。正直、すごく不愉快だった

高校3年生の時、少しだけ働いた居酒屋での出来事である。私は調理場で働きたいと思い、面接の時にはっきりとそのことを伝え、それを了承の上で雇われたはずだった。しかし、男性のお客様が多く、女性が接客した方が男性が喜ぶという理由でホールに回されたのだ。

新人の私がわがままを言って、困らせるわけにいかないと思って、何も言わずに受け入れた。その後も店長から、男性にお酒を提供するときは必ず呼ばれ、挙句には「今からJKが注ぎますから」と笑いながらお客様に言っていた。

正直言って、すごく不快だった。17歳の私には、とてもストレスだった。体を触られることこそなかったが、普通の居酒屋なのに“女性だから”という理由で、男性のお酒を注がせたりする職場に耐えきれずに辞めた。まだ日本はセクハラに対して、勘違いで被害妄想だと笑われることも少なくない。

性犯罪に遭った時、加害者ではなく「被害者を責める」人も多い

私は現在、モデルとして活動している。モデルは、カメラマンと2人で撮影することも多く、もともと男性が苦手な私は、信頼できるカメラマンにしか撮影を頼まない。この業界に長くいると色々な事件を耳にするし、実際私を撮影してくれたカメラマンには、モデルさんが彼に襲われたことを告発し、自分に非難がいくとSNSを全て消し、逃げた人がいる。

よく聞くのが、密室で2人きりの撮影の時に襲われるという話だ。辛い話なのに、よく聞くというのがありえない。現在、19歳の私と同い年の子や年下の子が、被害に遭うケースを耳にすることもある。

しかし、警察には言えないらしい。写真を撮られて、脅されているのだ。また自分に批判的な目を向けられるのを恐れている。一部の人は「密室で2人きりになるほうが悪い」などと被害者を責めるのだ。加害者ではなく、被害者を。なぜ、被害者が悪いという思考に至るのか? 本当に疑問である。

どうしたら、性犯罪がなくなるのか考えてみた。まず日本は小学校、中学校、高校での性教育がちゃんとしていない。それゆえに、生理がなんなのかも知らない男性もいる。また、性行為の際にゴムを付けない男性の話もよく聞く。

そして、性犯罪というものがどれだけ危険で、怖いものかをきちんと話していない。確かに“性犯罪”というものは、小学生や中学生には過激かもしれないが、その危険性を義務教育のうちから叩き込むべきだと思う。避妊についてもだ。望まない妊娠で、1番苦しむのは女性なのだから。

性教育の他に、護身術を小さい頃から学ぶことも自分を守るために必要

また、女性は小さいうちから、護身術を身につけておくべきだと思う。襲われた時に護身術を使い、相手が怯んだ隙に大声を上げながら逃げる。いざとなると人間は動けないというけれど、反射的に出来るように小さい時から習慣付ける。

ここで一つ護身術を教えようと思う。映画『デンジャラス・ビューティー』で主人公の女刑事が披露していた護身術“SING”だ。Sはお腹、Iは足元、Nは鼻、Gは股間、それぞれの英語の頭文字を取って“SING”。後ろから抱きつかれた時に有効だ。

「か弱い女の子がいい」だなんて男性は言うけど、結局か弱い女の子が自分を守れるのは自分だけで、周りは面倒ごとはごめんだと助けてくれない。その上責められるのは自分かもしれない。

私はセクハラや性犯罪に苦しむ人がいなくなるように、女性が心身ともに強くなれるように変えていきたいと思う。日本は特に、性差別問題で遅れを取っている。どの時代にも性別に優劣なんてないのに。全ての女性が穏やかに暮らせる日を願っている。

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