信じていた彼の「秘密」。それを知ってしまった私は、もう今まで通りの私ではいられなかった。これからも続いていくはずだった日常が変わったとき、見えてきたのは自分の姿、あの人の気持ち。知らなかった過去を知って、それでも前に進んでいくしかない私たち。3月に「かがみよかがみ」にたくさん寄せられた、そんなエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します!

①いつも私を終電で帰らせる彼。「何かある」と財布を探って免許証を見たら(花)

あらすじ)マッチングアプリで知り合い、つきあい始めた年上の彼は、私をいつも終電で帰していた。姉と二人暮らしをしていた私を気遣ってくれていると思ったが、「何か」があるとも感じていた。私はその違和感を確かめるため、彼を家に招くことにした。

②結婚半年で不倫発覚。一緒にいた10年「都合の良い女」だった私(うたかた)

あらすじ)「ごめん」。離婚した元夫からLINEが来た。別れた原因は、私の友人との不倫。結婚式をして半年後に発覚したのだった。一緒に過ごしてきた10年は何だったのだろう。私は今までの自分を振り返り始めた。

③「友人にキスされた」と彼にメールすると「ごめん。別れよう」と返信がきた(kimika)

あらすじ)友人に無理やりキスをされた。そのことを恋人に伝えると、「俺はお前を守れなかった」と別れを告げられた。それから別の人とも付き合ったが、本当の恋と思える相手と出会えたのは数年過ぎてから。そのとき私は、別れた彼の「真意」に気付いた。

④「女の子は給仕をしなくちゃ。男の人が食べ終わるまで我慢してね」母は私に謝った(青紫蘇)

あらすじ)親戚の集まりで、目の前に並んだごちそう。テーブルに座ると母が言った。「我慢してね」。男が食べ終わった後の皿を見て、泣きたくなった。「女は賢くなくていい」「家事は完璧にやって」と男たちは言う。私は女に生まれた地獄を知った。

⑤夫がコロナに感染。出社停止になって初めて、激務で弱った心に気付いた(むぎなが)

あらすじ)仕事以外はどこにも出かけなかったのに、夫が新型コロナに感染した。接客業で忙しくしていた私も自宅待機となった。休日も働き、夫からも心配されていた私。鏡で見た自分の顔が、ひどく老け込んでいるのに気付いた。

3月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
さらに6位以降は次の通り。こちらもぜひ読んでみてください!

⑥相手の気持ちを考えずに「ヤラせて」からのお胸タッチ。いい加減にしろ!(わかさぎ)

⑦体を重ね一つになれて嬉しくて仕方なかった彼をふった理由は「異性として見れない」(東ゆい)

⑧「またお出かけしようね」と旅から帰ってきた翌日、彼からの連絡が途絶えた(みとまや)

⑨セフレの彼と、期限付きの同居。案の定、好きになってしまった(こつ)

⑩家族で集まるとき、なぜ女性だけが料理やお酒の準備をするの?私に芽生えた違和感(じゃじゃ馬娘のじゃじゃ)

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