“女性特有のアレ”を初めて恥ずかしく思ったのは、大学1年、当時の彼の家でのお泊まり。

1Kの間取りで、お手洗いや脱衣所での物音が、テレビの音量が大きめでないと漏れる構造だった。築年数も結構あっただろうし、もしかしたら仕方がなかったかもしれない。

彼の家にお泊りした時「生理」で、いろんなことが心配だった

お風呂入る前後、生理用ナプキンをショーツから外すあのペリペリとした独特音がなんとなく恥ずかしくて、「聞こえませんように!」ってゆっくり外していた。いくら捨てる時に包むといえど、臭いが漏れてたらどうしようとか、明らかにそれと分かる見た目で彼に見られたら嫌だなって思っていた。男子の家に専用の黒いゴミ袋があるはずもなく、ティッシュで更に包んで捨てていたのを思い出す。

一緒に寝ている時も、朝になってズレていないか心配だった。ショーツも何かの拍子に見られて、それ専用?とか思われたら恥ずかしいなって。

私が過剰に意識しすぎてたかもしれない。それでも、何かを察知したのか悪気は無いが、彼が「今日もしかして生理?」て聞いてきた時の、あの羞恥心の湧き水は忘れられない。20代半ばになった今でも、お泊まりの時に生理になったら少し抵抗が芽生える。

女の子や女性なら、多くの人が経験があるはず。毎月1度は、ほぼマストで訪れるほんの少し憂鬱な1週間。朝起きてから夜寝るまで、心の片隅にある気がかり。

日常生活でならそんなに問題無いのかもしれない。私も自分の家でなら気にしないし、仕事や公共の場でなら、最近の女性トイレにはほとんど専用のゴミ箱がある。

私がもしも「生理用ナプキン」を変えるなら、以下の3つを重視したい

生理は女性特有のものであり、いつか赤ちゃんを授かる為に大切で、それでいて素敵な現象だ。勿論、恥ずかしがる必要は何ひとつない。むしろ、毎月きちんと訪れてくれることに感謝しないといけない。

けれど、やっぱり気にするものは気にしてしまうから。パートナーが気にしないとしても、自分が気にして少しでもモヤモヤが募るなら、そのストレスは出来ればない方が良い。

私が、もしも生理用ナプキンを変えるならば。
1:パンツ状のタイプ(ナプキンとショーツの一体化)
2:色は黒かブラウン
3:ナプキンを包むカバーは巾着タイプ
この3つにフォーカスした商品があればって思う。

まず1に関して、ナプキン本体とショーツが一体化したタイプなら、ペリペリとした剥がす音も気にならないし、何よりズレる心配も今より軽減される。ショーツは肌にも環境にも優しくて、薄手で穿き心地が良く、捨てる時もコンパクトに丸められる生地で。さらにデニムやパンツを穿いてると脱ぎ着が大変だから、ベビー用品の機能で前でしっかり留めるタイプのようなデザイン。

そして2に関して、今の生理用品業界で、本体を包むものは黒はあるけれど、本体自体に黒はない(はずです)。長年、どうして白なんだろう? と感じていた。量の多少が目に見えるからか、でもそれなら黒やブラウンでも別に大差はないのではと思う。量が多い日に外す時の、あの「わぁ……」感は今も少し驚いたりする。黒かブラウンなら、シックで少しお洒落感や高級感もあって気分的な問題になるけれど、特に大人の女性は好ましいのではと考えたりする。

さいごに3に関して、包みテープで留めるタイプよりも、巾着タイプなら本体をくるくる丸めて入れて、きゅっと紐を絞って捨てられる。見た目も明らかに生理用ナプキンとは分かりづらいし、機能的且つ臭いも漏れにくい。こちらも2と同じで、黒かブラウンで統一してもいいかもしれない。

どこかの会社が、既に本体は白で黒のカバーのナプキンを販売していて、記事を見た時になんで本体は黒じゃないんだろう? て思った(文句なんてとんでもない、疑問です!笑)。

いつかはなくなる「生理」と仲良くして、できれば苦痛に感じたくない

勿論、香りも吸収力の良さも大切だ。お手洗いやお風呂前後でのストレスが少なくなる。生理の日、1人で寝る時も、彼と寝る時もズレるとか気にせず、ごろごろリラックスできる。

持ち歩く時に、バッグに直接入れても問題ないくらい見た目がお洒落なら、気分も上がるし、頑張れる。憂鬱な気持ちに、ならずに済む。

地球と女性に優しい、いち一般人の考えだけど、そんなナプキンがあれば良いのになあて思う。

いつかは、来なくなる生理。きっと私は、あと20年程すればなくなるはず。だから、生理と仲良くしたいし、できれば苦になりたくないから。生理の期間でも、全ての女性が毎日を楽しめますように。