大袈裟に聞こえるかもしれないが、多くの人に伝えたい! と思う大発見をした。

それは、何をするか決める時に“これをしている私のことが好きか”を基準にすると、毎日とってもハッピーになるということ。重要なのは、“その選択肢が好きかどうか”ではなくて、“自分”を好きになれるかで決めること。

例えば、プリンは好きだけど、夜中にプリンを食べる自分は好きじゃないから、寝る前に食べたくなってもテレワーク中のおやつに取っておく、という違い。

仕事をがんばる自分も、それ以外の時間で自分を大切にする自分も好き

何がきっかけかわからないけれど、ふとこの考え方がひらめいて、それから毎日がずっと楽しい。ドラマの主人公みたいに、キャンドルを灯して半身浴したり、毎週末に好きなネイルをしたり、ちょっといい野菜を買ってスープを作ったり。仕事をがんばった自分にご褒美をあげる自分も好きなので、金曜日の夜は時々プリンも食べちゃう。でも、時々だからこそプリンが美味しく感じるし、そんな自分が好き。

これまでいつも、“好きなことを選んで生きる”というのがモットーだった。ありがたいことに親の理解もあって、あまり“役立ちそう”ではない文系大学に進学して、中学生の頃からずっと関心のあった分野の勉強をした。そんな大好きな分野で仕事をしたいと思って、今の職場も選んだ。

夢だった海外駐在も叶えて、コロナで大変だけどやりがいのある毎日。そんな自分の人生悪くないな、むしろ好きだなって思っていたけれど、私自身を好き! と思ったことってなかったように思う。でも、今は好きな仕事をがんばる自分も、それ以外の時間で自分を大切にする自分も好き。

私と彼が別れたのは、互いが自分自身を好きになれなかったからかな

こう思えた時に、2ヶ月前の失恋も吹っ切れた。アラサーにして初めてのお付き合いで、一緒に過ごす時間は本当に幸せで、大切にしてもらえた。でも、互いの仕事のことを優先しようと、彼からお別れの提案をされた。私も納得して別れたけれど、どうすれば彼ともっと一緒にいられたのだろうと、ついつい考えてしまう日々が続いていた。

今振り返ると、彼のことは好きだったし、デートも楽しかったけれど、彼と過ごしていた間の自分を100%好きだったかと問われると、「イエス」とは言えないことに気づく。時間感覚や食事の好き嫌いで合わないところに目を瞑っていたところがあったし、遠距離になってからは携帯ばかり気にしていた。

だから、私たちが一緒にいられなかったのは、仕事を優先したからでもなく、お互いが嫌いになったからでもなく、互いが自分自身を好きになれなかったからなのだろう。

次の恋では、その恋をしている自分自身がで好きになれるか見極めよう

今の私には、毎日がハッピーになれる魔法の基準がある。だから次に恋をする時は、相手とお互いを好きになることはもちろんだけれど、その恋をしている自分のことを自分で好きになれるかも見極めよう。そう思えたら、次はもっといい恋ができる気がした。

そんな次に備えて、毎日をハッピーに、そして自分を大切に孤独なコロナ危機をのりきりたい。ロックダウンで誰にも会えず日本にも簡単に帰れない中で、一人で楽しめることを見つける自分も好きだから。