「こんな事、言いたくない」って思っていても、一番に連絡したくなるあの人。
あの人といるとき、一番お腹を抱えて笑っている私がいる。

幼馴染の彼女と、何がきっかけで仲良くなったんだろう。
近くに住んでいたから、よく彼女の家に遊びに行った。
あの頃、何を話していたかは忘れてしまったけれど、面白い話や、学校のクラスの誰かのモノマネをして笑わせてくれた。

小学校から中学校に上がると、少し遠くなった道のり。
毎日待ち合わせしては、一緒に登校。
私が遅れる朝も多くて、坂道を走って行った記憶。

どんなことも笑いに変えてくれた彼女は、今でも一番安心する存在だ

ある時、いろんな愚痴を話した。
学校に居ると言えないことも、あの人の前なら笑ってくれるだろうと、たくさん話をした。
やっぱり器の広い彼女は、いつも笑いに変えてくれた。
大声で笑うとスッキリして、何に悩んでたのかも忘れた。

ある時、好きな人の話をした。
うんうん。って聞いてくれた後、私と正反対の意見をサラッと言う。
「そうかなぁ~?」とやんわりとした否定のことばが出るものの、彼女の意見が、心にじわじわ響いてくるから驚く。

同じことでバカ笑いできるのに、全く異なる意見にも出会える不思議な存在。
交換日記をしたり、手紙を書き合ったり、LINEしたり。
連絡を取り合うにはいろんな手段があるけれど、彼女とは、やっぱり直接話すのがしっくりくる。

大学生になってからは、お互いに別々の友達と遊ぶことが増えた。
だけど、やっぱり再会すると一番安心する存在だった。
彼女はとってもお洒落さんになっていって、私は彼女のあとを追っていた。
髪巻くの、すごく上手って褒めたら、「練習したらできるようになるよ。」と助言をくれた。

「聞いて欲しいけど言えない」真っ先に浮かんできたのは彼女だった

社会人になって、別々の場所に住むことになった。
社内外の人と関わる仕事には見た目の美しさが大切だ。
一年目は、フレッシュさで何とか乗り切った気がするが、二年目になると、やっぱりどこか幼げで、彼女からの助言の通り、髪をうまく巻けるように練習した。
とっても難しくて、あの美しさは、彼女の努力の賜物なのだと実感した。

ある時、大きな出来事が私に降りかかった。
誰かに聞いて欲しいけど、誰にも言えない。
そんな時、頭に真っ先に浮かんだ彼女。

絶対、馬鹿にせず大丈夫だよって言ってくれる。
絶対、優しく励ましの言葉をくれる。
そして、きっとまた、一緒にバカ笑いできるはず。

彼女に連絡するのをためらったのはほんの一瞬で、気づけば「今、電話できる?」って
LINEで文字を打っていた。
そしたら、すぐに返信が来て、電話でたくさん話を聞いてくれた。

そして、一通り話し終わったあと、彼女はいつもの口調で、でも以前よりももっと優しく、
たくさんの笑いを届けてくれた。

連絡が減っても私にとって偉大な彼女に、改めて伝えたい気持ち

やっぱり彼女の存在は私にとって偉大だ。
たとえ連絡を取る回数が減っても、彼女が居るから今度会う時まで頑張ろう、って思える。
何かあったら、彼女に「早く伝えたい」って気持ちが湧き出る。
お互いが成長して、いろんな経験していても、やっぱり一番の大切な友人は変わらないのが、すごい。

彼女の心の広さ、たくさん見習おう。
彼女の身だしなみ、たくさん参考にしよう。

私も何か彼女に与えられているものってあるのだろうか。
あっても、なくても、どっちでもいい。
もしあるのなら、それは私の気づいていない何かかもしれない。
いつも異なる視点から意見をくれる彼女。

これからもよろしくね。ありがとう。