ベッド・イン「自炊が癒される理由。未来の自分へのご褒美を作る感覚っていいよね♡」
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
【今回のエッセイ】
なにより、味見をして、おいしい、と喜べることが、上手くやれたじゃないか、と自分を褒めることが、なにより幸せだった。単に自分で作ったものを食べる、だけではない。忙しさに追われて、分かっていなかったけど、じっくり、自炊することは、わたしにとって自分自身を大事にする方法だったのだ。
とりあえず、簡単でいいから作る。休職した私が見つけた「自炊料理は心を癒やす」ということ
まい「料理って癒されるし、なんだか落ち着くよね~!」
中尊寺まい(以下まい): 分かるな~!!私は就職してすぐに、親の反対を押し切って同棲、そのままひとり暮らしをしたので、そこからはずっと自炊をしてきました。元々、祖母が小料理店を営んでいたのもあり、料理はずっと身近にあったのかも。今はなんの役にもなってないですが(笑)大学も栄養学を専攻していたので「料理をする」っていう行為は、苦じゃないのかも。 料理ってなんだか癒されない?特にみじん切りしてる時とか、無心になれるので落ち着くよね〜♡
益子寺かおり(以下かおり): 私、ゴハンをパックンチョすることは生き甲斐!ってくらいスキスキスーなんだけど、「自分で料理することって、楽しいじゃーん!」って気付いたのは、CoCo数年なんです。もともとは365日外に出かけていたいタイプだったから、コロナ禍になる前はほとんど家にいなくて。ロンモチでたまに作ることはあったけど、過去に交際してきたパートナーも、料理好きなM男クンばっかりだったから、基本自分は食べる専門だったという☆(笑) だから自粛期間に家で過ごす時間が一気に増えるようになってから、初めてちゃんと定期的に料理するようになったの!そのときに「ヤダ!料理ってめちゃくちゃストレス発散になるじゃ~ん!」って新発見したわ。だから、投稿者さんの気持ちわかるなぁ~!
かおり「何も気にせず没頭できて欲求を満たせるのが、自炊のいいところ♡」
かおり: アレコレ考えがちな気質なモンだから、映画を見たり音楽を聴いたり、趣味の創作活動をしても、どこかで仕事に繋がる部分が出てきちゃって。そんな中、本当に何も気にせず、頭をからっぽにして「作ることに没頭できる」「欲望を満たせる」素敵なサムシングが、料理という存在なのかもしれない!なんてったって、作ったあとに「美味しく召し上がる」っていうお楽しみタイムも待ってますからね!そこも含めてストレス発散になるから、タマランチ会長~♡
もともと食いしん坊だからか、レシピを見なくても「むむ…!わかる!味の足し算や引き算が自然とわかるぞ!」って、案外何でも美味しんぼに作れたことは、自分でもクリビツテンギョーでしたね!お腹のミートテックを愛でながら、「いっぱい食べてきてよかったなぁ♪」って思ってま~す♡
だけど今料理がこんなに楽しいと思えるのは、義務感がなくて自由に作れる環境だからかもしれないわ。たとえばお子さんがいたりすると、その感覚ってまた変わってくるのかもしれないね。
まい: 私は旦那さんの分も作っているので「自分ひとりだったらCoCoまでしないな」とかは思うこともあるかも。あとは、相手の帰宅時間を考えたりもするし、相手が食べたいものを優先するようになったから、苦痛ではないけれど、ひとり飯とは違う感覚かもなぁ〜。 最近は、誰かが作ってくれたり、外食するときの方がありがたみを感じるというか、癒されてるかも。あとは、ゲストを呼んで家飲み!みたいなときに、おもてなしとして料理を振る舞う方が、楽しくなってきたかなぁ。
だけど自炊って一生使えるスキルだし、どんどん追及できる。それにやっぱり「あれ?意外とできんじゃん自分!」っていう気持ちになれること、それが一番大事MANブラザーズだと思うのよね〜♡
かおり: わっかるぅ~!前までは外食…プロの方が作る料理の方が絶対的に美味しいって思っていた節があるから「自分でも好みの料理、作れるじゃん!」って気づけた時はマンモスうれPかったな~!ゲームのRPGみたいに「能力がレベルひとつUPした!」って感覚♡冷蔵庫にある材料たちで相性いい組み合わせを考えて、何作ろっかなって「食材ねるとんパーティー」するのも楽しいと思えるようになったわ♡
だから投稿者さんの「自炊は自分で自分を大切にする方法」っていう言葉も、すごく共感する~!ちなみに、ちゃんまいちゃんは「自分で自分を大切にする方法」って他に何かあったりする?
まい: ちゃんまいはお風呂がDAISUKI!で、毎日、湯船に浸かってる。 疲れた日は3時間くらい長風呂しちゃう日もあるね。バスタイムを充実させたくて、スマホ持って入って、音楽やラジオを聞いたり、本を読んだり。湯舟にフィットするようなお風呂のテーブルも買っちゃいましたね。出たり入ったりを繰り返して汗もかいて…これがタマランチ会長なんだなぁ〜! もうね、風邪も二日酔いも全部、長風呂で治るっしょ!っていう気持ちでバスタイムを楽しんでるの。みんなも、Let's バスロマンだよ〜♡
まい「何かを育てる感覚にぞっこん。今ハマってるのは、ぬか漬け♡」
まい: あと、最近はぬか漬けにハマってるね!育ててる感覚がするの。味がしみ込んでいって、1日漬けたら「もうできてる♡」みたいな。
まいさんお手製のぬか漬け
野菜から水分が出るとぬかがゆるくなっちゃったりするので、少しぬか床を足したりして、手入れしてあげるんですよね。ガーデニングみたいに、毎日植物にお水をあげる感覚に近いのかもしれないんだけど、ガーデニングより結果が早く出るので、私はぬか漬けの方が向いてるかも。食卓に一品ぬか漬けがあるとマンモスうれPくてさ!なので、最近は揉み揉みされるより、モミモミしてるって感じ?♡それがなんだか癒されちゃう。
豆苗が生えてくるのを見るのもスキスキス〜だなあ。マンモスプリPなのよ。にんじんの頭も、水をつけておくと葉っぱがちょっと生えてきて、ついつい置いておく。食べられなくてもかわいいから育てちゃうんですよ。
やまだかつてないバブルアイドルの癖に、プライベート超地味かよ!!!って笑わないチョンマゲ♡
かおり: お風呂がウォンビーロングなのは私も一緒!気づけば3時間くらい入浴してる。心も体もリセットできるよね~♡
「育てる」という話でいうと、私は鉄板を育ててますね♡ 寝ても覚めても、ほんっとうにお肉がDAISUKIで!4年前くらいに仲良しのスナックのママから、職人さんがひとつ一つ手作業で作っている分厚い鉄板を教えてもらって購入したの♡それがまぁ、スーパーの安いお肉も、どんなに分厚いお肉でも、高級レストランの鉄板焼きレベルに美味しく焼けちゃう魔法の鉄板なのよ!ぶっとびぃ~!
その時に「鉄板とは育てるものなのだ!」と初めて知って。鉄板は乾燥が一番の大敵で、使った後は洗剤で洗わずにたわしで汚れを落として、油を塗って保管するの。必ず油分を残しておくことが大事MAN!そうすると、お肉を焼いてきた歴史が鉄板にしみ込んでいって、どんどん美味しいお肉が焼けるようになっていくの...♡育てれば育てるほど、味に深みが増す…そう、まるでメンズと一緒ね♡鉄板は重たいし、油も飛ぶけど、焼き加減をみながら「お肉様と真剣に向き合う時間」が、私にとって一番の幸せなの…♡
これはもはや、お肉に対するフェチシズムでもありますね!誰かと焼肉に行っても、最初に「焼くのは私に全部任せて!」って必ず言ってるわ!(笑)長年焼肉奉行をやってきたもんだから、普通に会話を楽しみながら自然と手を動かし、食べ頃のタイミングで焼きあがったお肉たちをトングで「スッ、スッ」っとみんなにお届けするというスキルも身に着いているわ♡お肉を一番美味しい焼き加減に仕上げることがロマン…!もし「焼いちゃだめ」って言われたら「お願いだから焼かせて下さいーー!!!」って懇願するかもしれない(笑)焼肉コンシェルジュの資格を取ろうかなって本気でチンキングしているくらいよ!!
まい「未来の自分へのご褒美を作る感覚が、癒しに繋がるのかも」
まい:かおりさんのお肉への執着は異常だよ!(笑)
ぬか漬けを育てたり、鉄板を育てたりするのって、成長を見れるところがタマランチ会長でやめられない、止まらない!って感じなのかな。
最終的には「美味しい」として返ってきて自分が満たされる。自炊もそうだけど、未来の自分へのご褒美を作っている感覚や時間に癒されているのかもしれないね~♡ あ〜、お腹すいてきたな〜!!
ミニアルバム「ROCK」発射オーライ
踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are 〝BED ・IN“ 」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。
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