【今回のエッセイ】

店員さんに話しかけられるのが怖い。私はおしゃれで、洗練された、「上」の人間ではないのだ。太っていて、どんくさい、「下」の人間だ。そのことに、ずっと強いコンプレックスを抱いている。

私が勝手に作ったヒエラルキー「アパレル店員さんがこわい」

まい「店員さんに試されているような気持ち、分かるな~」

中尊寺まいさん(以下まい):アパレルやデパコスのショップ店員さんが怖い気持ち、すごく分かるな~!!勝手に試されてるような気がしちゃうんだよね。「こんな陰キャ女がお客さんでも店員さん、嬉しくないだろな…」とか「ていうか今、私、浮いてる…?」とか、色んなことを考えてるうちに早足でその場を離れてましたね。私も昔は、しっかりおしゃれをして“いざ、出陣!”っていう気持ちじゃないと行けなかったなあ。

益子寺かおりさん(以下かおり):私も学生時代はコンプレックスだらけの“すみっこ族”だったから、当時はキラキラした店員さんを眩しく感じて、勝手に怯えてたかも…!でもガラスの二十代、社会人として働くようになってからは「店員さんも自分と同じように、お仕事としてガンバルンバしてるんだ」ってチンキングするようになって、恐怖心もなくなったな♡今では気兼ねなく、お買い物を楽しんでる~♡

デパートもDA~ISUKI!店員さんたちは美容やファッションを追及してらっしゃる、その筋のプロだもの、リスペクトしちゃう!そんな方々におナマでじっくり相談できちゃうなんて、マンモスヤッピーじゃない!?たとえばメイクなら、そのアイテムを光らせる術を一番熟知している方々なので、接客して貰ってる時に色んなテクニックを教えて貰ったり、学ばせてもらってますね♡母親世代の美容部員さんを見つけて「バブル時代のメイクを目指してるんですが、今おすすめのルージュありますか?」とか、アレコレ質問させて貰うことも♡

でもお買い物って、自分のためだけに使える自由な時間だからこそ、楽しんでナンボじゃない!?もしも怖いなら無理して行かなくてもダイジョーブイなのに…とも思うわ~。

まい:DA.YO.NE〜〜〜〜!でもきっと投稿者さんは「憧れたお店で買い物できる自分になりたい!」っていう気持ちがあるのかもしれないね。

学生時代はギャルに憧れて、その流れで赤文字系雑誌をよく読んでいて。そこでデパコスが紹介されていると「大人はデパコス使えるようにならないとダメなんだ!」とか「でも、こんなに値段するんだ…」ってぶっとびぃ〜っ!からのサンタフェ〜!状態でしたね。いざデパートに行っても、フロアにいるのはおしゃれな大人の人たちばかりで、どれを買っていいのか分からないし、店員さんへの尋ね方も分からない。自分には見合わない場所だと思って身構えていましたね。

中尊寺まいさん

まい「デパコスしか買わない時期を経て、ドラッグストアの良さも分かった」

まい:社会人になってからは、いい意味で図々しくなって、どこでもいつでもお店に入れるようになったな。デパコスをガンバルンバしてライン買いする時期を経て「ドラッグストアで買えるものも優秀!プチプラ、最高!」って思えるようになったのも大きいかも。

「このアイテムはドラッグストアの方が自分に合う、これはデパコスの方がいい」って自分で選べるようになった。デパコスだから買うのではなく、どのブランドも、同じ化粧品として土俵に並んだ感覚がありますね。それからはブランド名や、環境に圧倒されなくなって、デパコスのカウンターに入るのも怖くなくなりました。今ではバンドTシャツでも行くし、ギター背負ってても行くし、すっぴんでも入っちゃいます♡

まずは手が届かなくても、ちょっと気負いしても、好奇心に従ってお店に入ってみたらいいと思うな~!!丁寧にタッチアップしてもらったのに、何も買わないのは申し訳ない気持ちになったりするけど「今はいらないな」「ちょっと違うかも」と思ったら全然お断りしても大丈ブイなんだからね♡ 私はお断りするときは「ちょっと印象と違ったので、やめておきます〜」みたいにお伝えしてるかな〜!

かおり:そうそう、無理に購乳する必要はま~ったくナシンコ!私もGスポットに刺さった時だけ、いただいてイクわ。しっくり来ない時は「あ~ん、素敵だけど、今日はもうちょっと悩んでみます♡」って、色々ハウトゥしてくださった感謝はお伝えしつつ、お断りさせて貰ってる~。

店員さんにおすすめされて、ビビビッ!ときた勢いで買っちゃう日もあるけど、それは後悔ナシンコが前提♡そこで自分の意と反するままに買って、「ああ、無理しちゃった…」って後悔したら、本末転倒のゲロゲロよ~!自分のためのお買い物でありMONEYだもの、自分がABCDE気持ちになれなきゃペケ♡そこは意思をしっかりとおっ勃てて~!

益子寺かおりさん

かおり「『自分には見合わないかも』って気持ちになるような、憧れの場所があることって素敵なこと♡」

かおり:だけど「自分には見合わないかも」って気持ちになるような、憧れの場所やブランドがあるって素敵なことだなって思うんです♡あくまでも他人からの評価じゃなくて「自分に見合う・見合わない」って感覚は、昔からずっと大事MANにしている部分でもあるな~!

私は学生時代、バブル時代のお姉さん達みたいなタカビーでセクシーな姿になりたくて、バブリーなお洋服に憧れていたけど、当時の自分はセクシーの「セ」の字もなくて。外見だけ固めても、中身や仕草が伴っていないとチグハグになってしまう。だからこそ「このボディコンに見合う自分になろう」「このアクセサリーに釣り合うナオンになりたい!」って、少しずつ内面も外見も変える努力をしていったの♡

そう考えると「見合わない」と感じることは決して悪いことじゃないし、自分を変えていくモチベーションにもなるかもしれないですよね。キラキラしたお店を目の前にして「入りたい!でも入りづらい」っていう想いが今あったとしても、いつか気持ちがついてくる日がくるかもしれないわ!

まい:何事も最初は気合いが必要だもんね。今は見合わないかもしれないけど、一歩お店に入ってみて、アイテムを持ってみる、着てみたい服を試着してみるっていうのは大事MANなことなのかもしれないよね。

かおり:うんうん。それにネットショッピングが普及してる今だからこそ、「好きなブランドのお店でお買い物してるんだ♡」ってアガる気持ちもZUTTO忘れずにいたいよね。そのお店にイク時間も含めて、お買い上げする感覚♡

ハイブランドも学生時代から雑誌やショーの映像を見て憧れていたので、ナウでヤングな頃は背伸びして買ったこともあったなぁ~。でもコレクションの背景や、考え尽くされたテーマやコンセプトのもと丁寧に作られていることを知るにつれて、自分に見合わない感覚や、着こなすことの難しさを痛感して…!それ以来「自分との釣り合い」を考えながらお買い物をするようになりましたね。だから、35歳になった今でも「自分が身に着けるには、まだ早い…!恐れ多いわ!」って思うブランドが多々あります。逆に身に着けてしっくり来る感覚があると、「あ、このブランド、二十代の頃は馴染まなかったよなぁ~!」って成長に気づけることもあったり♡

だから年を重ねても、手の届かない憧れのブランドやアイテムがあることって、素敵なことなんじゃないかなって思ってる!ちなみに私は、五十代くらいになったら「着物を日常から着こなせるナオンになりたい」っていう密かな目標があるの♡着物って、着るのも時間がかかるし、お手入れや保管も手間がかかる。今の自分だと気持ちに余裕がないし、やっぱしまだ全然中身と釣り合わない!だから無理なく着物を着こなせる、いいナオンになれるようにガンバルンバしていきたいわ~♡

まい:いいねいいね!ハイブランドも、眺めるだけならタダだから、私は結構見に行きますよ!(笑) 眺めてるだけでも刺激になる。そういう感受性を高める意味でも、デパートにはよく足を運びますね。居心地が悪かったらすぐ出ればいいんだよね!

まい「店員さんは味方。家電を買う前に販売員さんに質問するのと同じだゾ!」

かおり:100%…SO!かもね~♡店員さんは接客業としてその場で働いてらっしゃるんだし、お客様として接してくれるから、邪険にはしないわ。難しくチンキングせずに、どんどん自分を出して、もっと甘えちゃうのがモアベターだと思うゾ~♡

まい:
「店員さんは味方だ」っていう意識を持てるといいのかも。例えば家電屋さんで何か家電を買う前に、色んな知識を持ってる販売員さんに対して色々聞くのと同じだゾ!
きっと適切なアドバイスをくれるはず♡

かおり:そうそう、店員さんとお話することは、基本的にプラスになることが多いと思うな♡とはいえお互い初対面同士だから、どうしても相性ってモンがある!もし勧められたアイテムに違和感を感じたら、「あ、やっぱし私はこういう色は苦手なのか、こっちの方が好きだなぁ~」って、自分の好みを確立する方向に転換してみて♡自分では気づかないアイデアをくれるかもしれないし、似合う服や色を知れる絶好のチャンス。安心パパして!店員さんは味方だよ~♡

ミニアルバム「ROCK」発射オーライ

踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are BEDIN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。

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