「久しぶり!最近、元気?」
久しぶりに会った友人と再会して、おおよそ言われる言葉、「元気?」。
友人が元気だと安心するのだろう、しかし、私はその質問をひやひやする思いで聞くことが多い。

元気を維持するのが苦手な私。「元気?」という言葉に反応してしまう

元気である状態、それは健康面が悪くないことや、気持ちが下向きでない状態のことをいうだろう。

「元気でいる」ということは、自分を丁寧に扱った功績だと、私は思う。
自分を優しく丁寧に扱う、というと変に聞こえるかもしれないが、要するに食事や睡眠に気を使ったり、運動をしたりするということだ。

元気であれば、周りの人たちは安心する。元気であると、周りの人たちも「自分も!」と志を固める。
元気というものは伝染するのだ。

私は元気である状態を維持するのがなかなか苦手だ。だから「元気?」という言葉に過剰反応してしまう。
何気ない言葉だと思うのだが、私にとっては生死を分けるほど重要な事柄である。
心の病を持っている私は、他の人と比べて、元気であることに比重を置いていた。

「元気」とは程遠い場所にいた。現在の私が、元気のためにしていること

現在の私が、元気であるためにしていること。
私は双極性障害のため、ある程度元気になってしまうとそれ以上は難しいのだが、その「ある程度」が重要だったりする。

例えば、ハーブティを飲むこと。自律神経が整えられ、眠りやすくなる。
これのおかげでお通じがよくなり、身体の調子が少し改善された。

例えば、外に出て人と会うこと。恋人とは週に何度か会っているし、友達とも月に何度かは遊んでいる。友達と会うと新しい発見も多く、引きこもりがちなこのご時世でも脳が活性化されるのだ。

まだたくさんあるが、これが私の「元気」の秘訣だ。
元気の秘訣はたくさん持っているに越したことはない。

実は、私は「元気」とは程遠い場所にいた。
双極性障害。私のエッセイではその言葉は度々出現する。
心の病であるそれは、私が元気でいる邪魔を何度もしてくるのだ。

例えば、体調。病気であるだけで頭痛や腹痛などが襲ってくる。

例えば、心の調子。「死にたい」という気持ちが理由なくむしばんでくる。
双極性障害は、心のバクなのだ。
そのバクを乗り越えるため、上記のこと以外に、薬を飲む、食事や睡眠を取るなどを心がけている。

どうしてもだめなときは、飽きるまで寝る。
寝ることによって、生と死についてだとか、余計なことは考えずに時間は過ぎていく。
夜になると「夜ご飯食べなきゃ」と自然に起きだし、飯から活力をもらう。

元気であるために丁寧に過ごす。元気じゃないときは無理しなくていい

元気じゃないときは無理しなくていい。それこそ自分の合った方法でそれを乗り越えるべきだ。

今これを読んでいるあなたは「元気」だろうか。
「問題ない!」という人はなによりだ。元気の秘訣を私宛に送ってほしいくらい。そのまま人に元気を広めてほしい。

「元気じゃない」という人。何かと戦っていて疲弊している人。そんな人は、自分が快いと思うことを一つ見つけてみてはいかがだろうか。

生きていれば、色んな所からパワーがもらえる。
それは天気、植物、人、など。
それを楽しむ時間を一日のルーティーンに加えて、元気をもらおう。

私は「元気」であるために今日を丁寧に過ごすのだ。