「離婚届なんて何回も書いているよ~」
飲み会で聞いた女性の先輩の結婚生活の話。結婚している先輩たちの結婚生活の現実の話に、わたしはかなり引いていた。

ケンカで離婚をチラつかせるなんて、幼稚じゃない?うちはそんなこと絶対しないでしょ。
婚約して幸せの絶頂だった当時のわたしは内心、結婚の現実を語る先輩たちの話を鼻で笑っていた。

わたしは一生を共にする確信が持てる彼氏と、交際半年で結婚が決まった。こんな幸せが一生続くと信じていた。

アフターピルを飲んで離婚したい。そんな提案にしっくりきてしまった

あれから2年……。
「アフターピルを飲んでほしい。離婚したい」
夫の口から出た言葉。

わたしたちは結婚前、新婚生活を2年楽しんでから子どもがほしいねと約束していた。
そろそろ子ども、と話し合っていた矢先のことだった。
アフターピルを飲んで離婚したいと言われるなんて、普段ならショックだろう。でも、その時のわたしにとってはしっくりくる提案だった。

「そうしよう」とわたしは答えた。
2年の結婚生活で、お互い疲れ切っていた。
何しろ、なぜ結婚したのかも思い出せないくらい、価値観が合わない。幸せな結婚が何かもわからなくなっていた。

「このまま2人でいても仕方ないから、そろそろ子どもだね」
言葉にはしていなかったけれど、そんな雰囲気で始めた妊活だった。
夫の言うように、こんなことはやめるべきだと思った。この状態で子どもに解決を求めても、誰も幸せになれない。

離婚の話し合いで、結婚生活を新しくスタートすることに決めた私たち

わたしたちは、お互いのために離婚をしようという話し合いをした。お互いを縛り合い、価値観を押し付け合っていた結婚生活より、独りになれば幸せになれるよね、と話した。
そこまで話して、お互いを縛り合わず、価値観を押し付け合わない状態に戻れば、私たち夫婦はお互いにまだ好きだと気づいた。

離婚はやめよう。お互いに何も求めない結婚生活を新しくスタートしよう。ただ、一緒にいることが幸せだから一緒にいようと、その時わたしたちは決めた。

わたしたちは、結婚生活を続けるためには、パートナーとの関係について学びながら成長し続けないといけないと知った。

その後すぐ、わたしは本田健さんの「これからの時代の、幸せなパートナーシップの築き方」というYouTube動画をたまたま見つけた。
とてもハッとさせられた。これは本田健さんの書籍の内容を紹介している動画だ。

とある研究で明らかになったことは、パートナーとの関係において、世界一幸せな状態は、付き合いたてのようなラブラブな状態。
2番目に幸せな状態は、パートナーがおらず、独りでいること。
3番目は、ケンカが多いけれど、たまにラブラブでいられる状態。
これより後の順位は、パートナーとの仲が悪くなっていくもの。つまり、パートナーと超ラブラブでいる状態以外は、独りでいる方が幸せだということなのだそう。

幸せのハイリターンを目指して、ハイリスクな結婚にチャレンジする

この話は衝撃的であるのと同時に、離婚寸前だったわたしたち夫婦のことを振り返ると、心底納得できるものだった。
人は、幸せになるために結婚する。結婚が何よりも幸せだという考えは、令和の時代の日本社会においても、主流だと言える。

みんな、幸せのハイリターンを目指して、ハイリスクな結婚にチャレンジするのである。
たくさんの人が結婚にチャレンジし、果たして一体どれだけの人がリスクに見合うだけのリターンを得ているのだろう。

わたしは、あきらめない。今日も、2年前と同じように幸せのハイリターンを目指している。
そんな覚悟を持って、夫との幸せな人生を実現していきたいと思う。