【今回のエッセイ】

他人の動向確認のために軽い気持ちで始めたSNSであったのに、もしかすると私が今、一番SNSの沼にハマりかけているかもしれない。

軽い気持ちで始めたけど、私は「SNSの沼に」ハマりかけているかもしれない

益子寺かおり(以下かおり):SNSとの距離感か~!ウチらにとってSNSは、ファンのみんな…性徒諸クン達とズッポシ繋がりあえる大事MANな場所だし、ベッド・インの存在自体もSNSで認知してもらった部分もあるから、救われてきたコトの方が圧倒的に多いですネ♡

エゴサをしてみんなの感想や想いを受け取れることも、ZUTTO活動の励みになってるし!特にこのコロナ禍では、性徒諸クンたちとコミュニケーションを取れる唯一の場でもあったので。

中尊寺まい(以下まい):本当にそう。自分たちが思うように動けない気持ちで憤りを感じていたけど、おナマで会えない時間が増えた分、いいね!や、コメントをもらえると本当に安心パパします。

ベッド・インは2013年4月から“おツイ”=いわゆる、ツイッターを始めたんですけど、最初は知り合いしか見ていなかったし、むしろその状況に燃えたというか…♡

「どうすれば、わたしたちを知ってもらえるか」「面白がってもらえるか」って毎日考えていて、本当にどうでもいいこともよく呟いていましたね(笑)

それが『ベッド・イン用語』と呼ばれるようなものになったので、今では財産のように感じていますし、結果的にツイッターで見つけてくれた性徒諸クンもたくさんいてくれています。インターネットやSNSとうまく付き合えたから、今のベッド・インがいるのは間違いないかなって。その後も「自分たちはこういうことやっている!」ていう熱意で発信していたので、どう思われてるかは、結成当時からあまり気にしてこなかったかも。

かおり:100%…SO!かもね~♡ウチらは、事務所に入って誰かの指示で活動を始めたわけじゃなくて、純粋にバブル文化がスキスキスーで、自分たちの意志でベッド・インを結成したので。そういった熱量や「自分たち自身が楽しんでヤッてますよ~!」ってことを感じ取ってくれた人が増えた時はマンモスうれPかったですね♡

たぶん一番最初に広く認知してもらったキッカケは、「自主制作した8cm短冊シングルにVHSの特典付きで発売」ってことをツイッターで発信した時かな?「なんか斬新なコトやってるアイドルがいるぞ!」って面白がってもらえて、想像以上の人たちが反応してくれたので、自分たちでもぶっとびぃ~でした!昔はテレビやラジオくらいしか発信&認知してもらえるツールは存在しなかったけど、今はSNSのおかげでミュージシャンも活動を始めやすくなってますよね。

まい「誰がナニをしてるか伝わってくるSNSは疲れちゃってゲロゲロ〜!」

まい:ただ、たしかに私たちが使い始めた頃と比べて、今はSNSを巡る感情が、ぐつぐつ煮えているような感じはあるのかもしれないよね。昔はもっと「情報ツール」として割り切ってライトに使うこともできた気がするけど、今は日常の何気ないことや心情も、頻繁に投稿されるようになってる。ツイッターは、フォロワーとかリツイート、いいね!の数字だけじゃなくて、人の感情を背負ってしまう時がある気がするし、インスタグラムは、日常を切り取るような投稿が多いから、誰が何をしているのかダイレクトに伝わってくる。
投稿者さんみたいに、疲れちゃうこともありますよ。ゲロゲロ〜!だよね。

かおり「『いいね』は第三者評価。重視しすぎて好きなものを好きと言えないのは、淋しい熱帯魚!」

かおり:SNSは明確に発信したいことがある人にとっては便利だけど、「いいね」の文化って第三者からの評価だから、特に人の目を気にしがちなナウでヤングな子たちにとっては、しんどい時もあるかもしれないよね。よく聞く話だと「変な投稿して浮いてないかな」って不安に思ったり、批判が怖くて自分を抑制しちゃうとか。第三者の目線を重視しすぎて、好きなものすら好きだと言えないなんて、淋しい熱帯魚〜!みんな、ダイジョーブイよ!他人の物差しなんて、脳内でへし折ってやんよ!くらいタカビーな気持ちでイコ!?

自分の場合は、バブル文化やプロレス、美術館、喫茶店、珍スポット、食べ物とか、思い出すだけでニヤニヤしちゃうDAISUKI!なことを発信すると、ションテンガリア―になるけどな♡「誰が何と言おうと、自分はこれがスキスキスーなんだ!」って誇れる素敵なサムシングがあると、強くいられるかも!人の目を気にせず、もっと気兼ねなく自由に発信できる世の中になるといいのにネ~。

まい:そうだよね。私は「自分とは違う考えの人が当たりまえにいる」って根本で思っているから、あまり普段SNSで悩んだりはしないのだけど。でも、こうやってマーチン並みにDRY・DRYに割り切れるのは、プライベートと切り離した「中尊寺まい」として使っているからかもしれないな〜。今の子たちは、きっと完全にプライベートで使っている子が多いだろうから、負担が違うのかもしれない。

まい「バズっている意見 ≠ 世の中代表 ってこと、忘れないで♡」

まい:それに、バズってる投稿が「大衆的な意見」に見えちゃうときもあるよね。しかもその投稿が自分とは相反する意見だったりすると“む〜んな気持ちはおセンチ”って思っちゃう気持ちもわかるなあ。評価されているから拡散されているとは限らないし、「いいね」が多いからって世の中代表の意見ではないってことを忘れないでいられたら、いい距離感でSNSと付き合っていけるのかも!

かおり:そうだね、「話題の投稿の意見が正しい」って捉え方は、あぶない刑事!「みんな、惑わされないで!自分の下半身に手を当てて、心の声を聞いてみて!」って思うわ…!

価値観も人それぞれ違うし、色んな意見があるけど、それを知るのって面白いけどな♡自分と違う意見の投稿に心が乱れちゃう人は、感情移入しすぎてるんじゃないかな!?「へ~、そういう考え方もあるんだぁ~人間観察しよ☆」ぐらい軽く捉えられると、SNSは色んな価値観を知れるベンリ君な存在になるカモ!ぜひ自分を神様だと思って覗いてみて!(笑)「ほお、世の民はこのようなことを考えているのか、オホホ」って、気楽にねっ♡

かおり「『SNSの中で全部自分を表現しなくちゃ!』って気負わないでダイジョーブイ♡」

かおり:SNSの中の世界が全てだと思い込んじゃうのも危険だよね。みんな投稿してる内容って生活のごく一部じゃない?SNSでその人の全てを把握できるはずないのに、「SNSの中で自分の全てを表現しなくちゃ!」って気負っちゃう子もきっと多いんだろうなぁ。SNSと切り離した時間の流れで生きていかないと、絶対疲れちゃう~!マイペースに「自分独自のテンポ」で付き合えると楽だよね♡

そもそも私は同時に色んなことが出来ない性分だから、リアルタイムでSNSを投稿するのが苦手で…もっとテンポよく投稿できたらとも思うけど、目の前で起きた出来事にモ~レツに感動しちゃう敏感体質だから、ひとつひとつが大事MANな出来事過ぎて、サラっと簡潔に投稿できないの…不器用!(笑)しかも快楽主義者だから、毎日全力投球でキャッキャ楽しんでると、SNSを投稿するパワーが残らないことも…でもそのぶん適度な距離感で付き合えてるから、結果オ~ライかな!?☆

今はなかなか難しいご時世ではあるけど、スマホの画面を眺めるよりも、自分のための時間や誰かと話す時間をウォンビーロングに作れたらモアベターだよね♡SNSの世界じゃなくて、おナマで感じることがナニより大事MAN!携帯を閉じて、自分のバディで感じて、心のGスポット高めてイコ♡

まい:100%So!かもね〜!SNS上ではめちゃくちゃハキハキしているように見えても、会ってみるとオドオドしている人もいるじゃないですか。LINEだって、たくさんビックリマークつけてきてくれる人でも、普段はすごい静かでシャイな人だったりするしサ(笑)!
画面に流れてくる情報だけが全てじゃないってことを、もっと実感できるといいのかもしれないよね♡

ほんと、SNSやってないような飲み屋で出会うおじさまの話とか、すっごい面白いですよ!それは140文字じゃ伝えられないし、経験できないことだしょ!?

かおり:DA.YO.NE~!SNSをやってなくても面白い人は世の中にたくさんいるし、「人間力=SNS」じゃない。人間力を高めるのはバーチャルじゃなくて、リアルの世界よ!

まい:SNSに疲れたなって感じたときは、一旦距離を置くタイミングなのかもしれないね!今はSNSにも色んな種類があるし、自分に合うものだけを選ぶのも手かも。リアルの補完ツールとして上手く付き合えると、楽しくてとってもベンリ君な存在なんじゃないかな。

ミニアルバム「ROCK」発射オーライ

踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are BEDIN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。

詳しくはこちら