私は21歳の女子短大に通う生徒だ。
過去の自分に、今私は女子大に通っているよと伝えても信じないだろう。高校までを振り返り、初めて女子校を意識したのは6年前の中学3年生の時だったと思う。

親友が女子高に進学することが決まったのだ。彼女のお姉さんとお母さんもその高校の出身ということが大きかったようだ。

大学受験を迎えた私。大学の名前にこだわり、女子大は受けなかった

私はというと、女子高に行く選択肢は自分の中ではなかったので、共学である公立高校に進学した。なぜ女子高の選択肢がなかったのかというと、単純に興味がなかったのと、お嬢様系の子が行く学校だと思っていたからである。サバサバした性格の私が行くような学校ではないと考えていた。

それから月日が経ち今から3年前、私は高校3年生になった。そして大学受験を迎える。
もともと国立の教育学部を目指していた。担当科目は、中学の頃1番好きだった科目である社会科の教員になりたいと思っていた。

中学で働きたいということは決まっていたので、第一志望とは別に併願校として、教員免許の1種免許状が取得できる私立大学を探していた。が、小学校教員とは違い、中高の教員は必ずしも教育学部でなくてはならないわけではない。より専門的な知識を重視し、文学部史学科などから社会科の教員になることもできるのである。

何個か女子大の候補はあったが、私は女子大を1個も受けなかった。そして2浪した。

私は大学の名前にこだわっていた。変なプライドもあった。そんな中、2浪目の入試直前に家庭の問題で4年制大学は無理だと言われた。

共学や別学を気にせず、学びたいと思う人が学べる教育環境を

たくさん迷った。
結果、3月入試で今の学校の社会系の学部と短大を受験した。どちらからも合格は頂いていた。社会系の学部に入って教員になるか、短大に入っていち早く自立するか。

迷った末、私は女子短大を選択した。就職も編入の道も残る道を選んだ。このように、私には選択肢があった。女子大に女子だから入れるという権利。これは当たり前のことだ。

しかし、福岡女子大学において2015年度入試で、食・健康学科の社会人枠に願書を出した男性が女子大なので男性は認めないとして受験資格が与えられなかったという実例がある。

男性は栄養士を目指しており、福岡県内でその資格を取得できるのが福岡女子大学だけだったのだ。栄養士も教員も似ているので胸が締め付けられた。自分と重なって苦しくなった。

学びたいと思う人が学べず、周りの友達が大学行くからという理由で入学し、やる気にない人が簡単に学べてしまう。

最近ではお茶の水女子大がトランスジェンダーの方の入学を認めたようだが、今後はそのような動きがほかの学校であってもいいと思う。共学や別学を気にせず、いい教育環境を作り出せばいいのではないか。そのこだわりや変なプライドは自分の視野や考えを狭める最も不要なものだ。

大事なのはその環境で自分がどう行動するか、どう考えるか

こう考えられるようになったのも浪人し、教員以外の道を見始めたことで視野が広がり、苦手意識のあった女子大に入学するという挑戦をしたからだと思う。

いざ体験してみると、共学以上にさっぱりしていて、場合によっては共学以上にうるさくのびのびしている。とてもいい環境だ。

これまでのこだわりやプライドを捨てるきっかけを作ってくれた女子大には感謝をしている。男子校、女子校、共学。性別なんてどうでもいいじゃない。大事なのはその環境で自分がどう行動するか、どう考えるかだ。

共学か別学かなんて今の時代になっても尚、こだわる必要があるの?
もう時代遅れだと思う。