特集:今年の夏は

先生になるための試験の結果から、自分自身と向き合った今年の夏

今年の夏は

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私は、今年の夏、学校の先生になるための試験を受けて、良くない結果だった。学校を卒業するという節目で、大きな進路の分かれ道で予想外の道に行くことになった夏だった。
正直、私はその結果を見て、まずは自分自身ともう一度向き合う時間を神様が与えてくれていると捉えて、最初は泣いていたが、悲しみに浸っている時間にしたくないと思った。

前の自分だったらできていなかった、感謝の思いを伝えること

この結果を見て、前の自分にはできていなかったこと、大切にするべきことをやった。まずは、学校で私の試験に向けて指導していただいた先生方に、結果のご報告と感謝の言葉を伝えた。そのあと、お世話になった担任の先生、私が先生になるきっかけをくれた恩師と、実習に応援の言葉をくれた親友に結果は伝えなかったが、学校での進捗と感謝の言葉を伝えた。
また、もの心つく前から好きで観ていたアニメには、その試験を受けるのに自分に自信がないときに勇気をもらった。なので、そのアニメの作者に向けて手紙で感謝の言葉を伝えた。
今年はこのコロナウイルスの感染拡大という状況下で、相手に会って伝えることが難しいけど、このように手紙やメールといった方法で伝えることができた経験から、便利になったんだと感じた。同様に、相手に言葉で感謝の思いを伝えることはとても難しいことだけど、大切なことだと思った。

私は、なんて子どもみたいなことをしていたんだろう

今通っている学校に決まるまでの自分は、目の前の試験の結果に一喜一憂しているだけで、その試験を受けるまでに自分のために時間と手間を割いて教えて下さった先生方に感謝の言葉を何一つ伝えていなかった。今でも一番後悔していることだ。
あの時、感謝の言葉を教えてくれた先生方に伝えることができていたら、先生方に対して少しでも気まずい距離はないだろうと思った。私の代わりにお世話になった担任の先生が、試験の結果を先生方に報告してくれたのだろう。そうなると、私はなんて子どもみたいな行動をしていたのだろうと恥ずかしく思った。
だから、このことを踏まえて、試験の結果が悪くても、お世話になった人に感謝を伝えることは先生という仕事だけでなく、大人になって生きていくために当たり前のことで、大切なことだと学んだ。

自分自身と向き合って模索したり、楽しんだりした今年の夏

この夏は、先月に22歳になったこともあり、家族に御馳走で誕生日を祝ってもらった。実家に戻って海を眺めるという大好きな時間を過ごして、リフレッシュした。そして、女子力を伸ばすために、実家で過ごしている間も掃除や洗濯物干し等の家事や運動、メイクやオシャレをして頑張った。他の日には、バイトをしながらも、美味しいものを堪能した。特に、近場のかき氷の店で、その店でおすすめのかき氷を美味しくいただいた。
あと、好きなアニメや映画を家で鑑賞したり、読書をしたりした。色々な本を読んだなかで、私は久しぶりに切ない恋愛小説を読んだ。好きな人に叶わない恋をしているので、自然と主人公と自分を重ね合わせながら読んだ。
その人を好きになったこともあり、自分は先生に向いていないのかもしれないと感じるようになった。そして、先生になるような者がこんなことをして許されるのかとも感じた。
先生になるために、講師になってもう一度試験を受けようと思っている。でも、このことが原因で講師として働くことも悩んでいる。
今年は、その絶望に近い現実について、自分自身と向き合って模索したり、楽しんだりした夏を過ごした。

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