自分の世界を持っている、今の自分がとても自慢です。
社会的には非正規雇用者であり、好きなことしかしない社会不適合に近い人間です。それは認めます。
だけど私は自分の美しい瞬間を知っています。

夢中であり夢見心地であり、そして瞬間であることが、私の「美しい」

「美しい」とは、定義がそれぞれ異なるものです。
私にとっては夢中であり夢見心地であり、そして瞬間であることが「美しい」の定義です。夢見る瞬間、それは好きなものだけに囲まれる瞬間です。
この瞬間のために息をしていて、懸命に生きている。そんな大切で惜しむべき瞬間が、本当に美しいです。

推しを見つめる時間、歌っている時、踊っている時、気の置けぬ友達との最高の談笑。
上手いとか下手ではない、第三者の目など気にならない。自分だけの主観で生きられる時間が、私の最も美しい瞬間で、最も私が輝いている瞬間(とき)です。

落ち込むことも、もう嫌だと閉ざしたくなることも、沢山あります。
きっと私以外のたくさんの人たちにもある事です。けれど、だからこそ、私だけの主観で生きる時間がなくては、私だけの人生を歩めないのです。みんなが幸せであるために、私だけの世界を持ちたいのです。誰のものでもない、私の世界。

私だけの好きなことやもの、人に囲まれた世界を心の拠り所に持ちたい

悲しくても嫌われても、それはあなたを埋めつくす全てではないから。
だから「my own world」を持って、好きなことやもの、人に囲まれた世界をひとつ持つこと、ひとつの拠り所を持っていたいと、常に思います。
そして時に、誰かが賛同したり歩み寄ってくれた時。互いに笑顔で共有したいと思っています。
多くの人々の主観の重なりがみんなの意識を作ります。共有できない人を非難するのではなく、みんなちがってみんないい、これは金子みすゞさんの詩ですが、十人十色であることを理解して、幸せでいられる道を模索していくのが、私たちの平和で自分の世界を守るための常識となっていくべきだと思います。

偉そうに語ってはみたものの、世界を変えたいとかって思っている訳ではありません……。ただ、ただ、好きを好きと言える、誰にも止められない想いを伝えても笑われない世界になると良いなあと思っています。

私が生まれた頃よりは多様な好きが認められるようになってきたのでしょう、きっと。
でも私はもっとだと思ってしまいます。それほど出来た人間ではないし、とてもシンプルな人間だから。好きなことしか出来ない、好きなことをしていないと息が詰まってしまいます。

私は私のことを守るために、私の世界を持つことを大切にしています。そしてそれがあなたの世界を守ることにも繋がると思っています。押し付けないことだけには気をつけています(笑)。

私が一番美しく輝く瞬間で私の世界を満たし、永遠になる

「あなたの世界の常識を押し付けないでおくれ、私の世界の常識とは違うから。私の常識のことは放っておいてくれ、私が幸せでいるための常識だから。だけど受け入れてくれるならちょっぴりハッピーだよっ」
他の世界(ここでは他人と書くべきかしら)と関わる時の私のモットーです。
みんなちがってみんないい、それに私は私でいられてそれで幸せ。意見が違ってぶつかるのも、新しい何かが生まれる痛みだから。
好きを大切にして、それ以外は流れに身を任せて。本当に大切なものを見失わないために。

大切なものをかき集めて、私の世界を満たしていくことが、私を美しくしてくれる瞬間の集まりでそれが永遠になります。好きを重ねた今を信じたいし、認め合いたいのです。
たとえ今は後ろ指を指されても、好きを好きと表現し続けて、「ほら時代が追いついた」なんて言えるようになりたいと思います。

私の自慢、それは、私が一番美しく輝く瞬間を知っていることです。これからも好きを集めた宝箱を持って、たくさんの宝物を集め回りたいです。