「初めて」を経験しようとしたとき、さまざまな思いが駆け巡る。選んだこの人でよかったのか、こんな私でいいのか。そして関係を持った後、私たちはどうなっていくのか……。自分自身に向き合ったそれぞれの夜が過ぎていく。9月に「かがみよかがみ」にたくさん寄せられた、そんなエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します!

①「実は初めてなの、この歳でって引いたでしょ」。私が一線を超えた日(しゅなまる)

あらすじ)好きになった人にはいつも彼女がいた。恋愛には臆病で、気がつけば社会人になっていた。「思い切って、誰でも良いから一線越えちゃえば?」。そんなことを親友に言われながら飲んでいた夜、共通の友人の男性が合流。そして私たちは終電を逃していた。

②深夜0時。ベッドから抜け出すあなたの気配で察知した、最後の夜(かなえ)

あらすじ)「一緒にいない方がいい」。ふた回り近く年上の彼と暮らして1年半。3度目の別れ話になった。私は泣きながら持てるだけの荷物を持って深夜のタクシーに乗り、だれもいない自宅へ帰った。そして1カ月後、自宅にたくさんの荷物が届いた。

③元カレの人数だけが増えていく。「処女」「重い」の呪いが解けるまで(世渡り)

あらすじ)20歳の夏。早く「処女」を捨てなければと、そのことばかりが頭を占めるようになった。しかし、元カレの人数は増えていくのに、経験人数だけは0のまま。そんな私の呪いを解いたのは、10歳以上年上の男性だった。

④「何が怖いの?」とラブホで聞かれた時、彼を選んだことを後悔した(とつまる)

あらすじ)「自分を大事に」と何度も言われて育ってきた私。彼氏と何回目かのデートでホテルに入ったとき、やっぱり帰りたくなった。緊張している私に彼は言った。「何がそんなに怖いの?」。そのとき私は、自分のしてきたことを振り返り、後悔した。

⑤力のない立場の私は受け入れるしかなく、あの夜、上司と不倫をした(nito)

あらすじ)上司とふたりで出張に行った夜。仕事の後においしい食事とお酒を楽しみ、戻った宿で部屋に呼ばれた。いつも厳しい年上の上司が、コンビニのデザートを用意してくれていた。ふたりで食べながら、酔っていた私はそのまま寝てしまい…。

9月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。

さらに6位以降は次の通り。こちらもぜひ読んでみてください!

「お前は家を出なさい」と言った母の言葉。10年経った今ならわかる(K)

あの夜、手紙を読むまでは知らなかった、私と長女は「1/2の姉妹」(世渡り)

21時のインターホン。玄関先には涙で顔を濡らした彼女が立っていた(oui)

「かわいいよ」とぐにょぐにょ動くその人の下で、私は死体になる(あっこちゃん)

「別れてほしい」と夫に言われた日、私はようやく酸素を取り戻した(水鳥彩花)

エッセイへの感想も、随時Twitterでお待ちしております。

10月も投稿をお待ちしております!