「私、良い人なんです!」こう言うと本当の自分が「いやいや」と恐縮する。
堂々と「みなさん!私、良い人なんですよ!」なんて言えない。多分、英語に変えても言えない。「I'm good person」って。

ところが今回は「自慢の私」という素敵なテーマを発見した。いつもはできない「自慢の私」の良い人自慢をさせていただこうと思う。「自慢の私」であり、「私が好きな自分」だ。

私は人よりも感じやすい性格が特徴のHSPという性質を持っている

御歳25の私は、HSPという性質を持っている。HSPとは俗にいう「繊細さん」という性質で、人よりも感じやすい性格が特徴だ。人の何気ない一言や行動に傷つくし、大きな音が苦手。香水の匂いも刺激になる。
しかしHSPは人よりも感じやすい分、人の心に寄り添うことができる。私はこの「人に寄り添うことできる」が「自慢の私」だ。

飲食店に訪れた際は、店員さんへの気持ちを大切にしている。混んでいる時は食べ終わったあとの食器をテーブルの隅に並べ、片付けやすいように整えておく。
またお気に入りのお店や「美味しい」お店に出会えた時はペーパーナフキンにメッセージを書き残している。
「(お店の名前)さんへ 
本日も皆様のおかげでとても美味しくご飯をいただく事ができました。ありがとうございました。特に(メニュー名)が美味しくてほっぺたが落ちそうになりました!また是非お伺いします。このようなご時世ですのでどうぞご自愛ください」
お店の方が読んでくださったらいいな、という淡い期待の元にメッセージを残す。

私がお客さんの立場になった時、店員さんの名前を呼ぶようにしている

他には店員さんの名前をお呼びするようにしている。予約の電話をかけた際に担当してくださった店員さんのお名前。洋服を買いに行った際に接客をして下さった方のお名前。焼肉屋さんで丁寧な対応をしてくださった方のお名前、こちらはアンケート用紙にお名前を書く。

そもそも私がこのような事を心がけるようになったのは自身が店員として働いていた過去があるからである。スポーツショップの店員として働いていた私は、お客さんから名前を呼ばれたことがあった。はじめはドキッとしたけれど、自分が店員というだけでなく一人の個人として見られていたことが嬉しく感じた。私という一人の店員の存在を尊重して下さっているように感じたのだ。

SNSが主流になり、感情のない言葉が人を傷つけ、誤解も生んでしまう

インターネットを用いた生活が当たり前の世界になりオンラインショッピングやフードデリバリーなど非対面で行われる消費が今日も日本経済を動かしている。「人と会うのは久しぶりだな」なんてTwitterを開くと個人の気持ちが目にできるご時世。
感情のない乾いた言葉が人を傷つけたりするし、言葉の誤解だって生んでしまう。私も過去にSNSのやりとりで友達とケンカになったこともあった。すれ違いは単純なことがきっかけ、どれも些細なことなのだ。

私はこのような世界だからこそ「自慢の私」を大切にしたい。人を大切にできる私を。
人の心を大切にできる私を。人を気遣える私を。どんな時でも人の心に寄り添える私を。
優しさはきっと伝わる。人から人へと繋がる。いつもは否定してしまう「自慢の私」。「いやいや、そんな事ないです!」って否定してしまう私。
でも今日だけは言ってもいいかな? これが「自慢の私」ですって。