曲目など気を遣わなくていいカラオケが、かなりのストレス発散に

2022年私の宣言は、音楽をやる、である。
コロナ前なら月に1度は一人カラオケに行き、3時間は当たり前。旦那にも付き合ってもらって月2~3回は常に行っていた。
歌う曲は山口百恵や中島みゆきなどの昭和歌謡から、ジュディマリやaikoや椎名林檎、最近だとあいみょんや髭男など、年代も性別もバラバラな歌を好き勝手に歌っていた。大人数で行くのも好きだが、曲目など気を遣わなくていいカラオケが、かなりストレス発散になっていた。

そんなときにコロナ禍と妊娠が重なり外出自粛、カラオケクラスターなどという物騒な言葉も頻繁に耳にし、気づけばカラオケボックスには2年ほど行っていない。
子供も1歳を過ぎたし、カラオケはキッズルームもあるし……と思いつつ、子供のことが気になって大きい音も出せないだろうし好き勝手には出来ないだろうと思い、足が遠のいている。
あぁ……カラオケで思いついた好きな曲延々と歌いたいなぁ、歌ったことない新曲も溜まってる。家でYouTubeのカラオケ動画で歌うのもいいけど、臨場感に欠けるよなぁ……と考えていた。

歌うことは小さい頃からずっと飽きずにいる、大切な趣味

私は歌が好きだ。小さい頃からよく歌っていたし、あまり仲の良くなかった両親も歌番組を見たり家族でカラオケに行くのは好きだった。
小学校のときは合唱団に入っていたし、短大では軽音楽サークルに入っていた。特別うまかったわけでもないが、「歌うことが好きだという気持ちが伝わる」と言ってもらえることが多かった。

習い事も部活も長く続いたことはないけれど、歌うことは小さい頃からずっと飽きずにいる、自分にとって大切な趣味である。

子供を産んでから、歌が更に特別な存在になった。
常に赤ちゃんのお世話で忙しく、自分の時間が取れずにいたときにYouTubeで藤井風さんを目にした。5分足らずの動画だけれど素晴らしく、音楽っていいな、とわくわくする気持ちを思い出させてくれた。画面を覗き込んでいる自分は、妻でも母でもなく一人の人間だと、感じさせてくれた。
映画やドラマは続けて見ることができず断念したが、音楽は聴きたいときに数分でリフレッシュさせてくれる素敵なツールなのだと気づき、また大変な時も助けてもらっている。

やらずに諦める姿を息子に見せたくない。一歩踏み出してみよう

2022年は、旦那に子供を預けて一人カラオケ復活……もいいけれど、一人目論んでいることがある。
私の住む市から30分ほどで海があるのだが、その海辺にアコースティックカフェという、弾き語りやバンドの生演奏ができるカフェがある。そのカフェで、何か数曲でも弾き語りで出させて貰えたら楽しいんじゃないかと思っている。

もちろん弾き語りの経験はなく、憧れだけが募っているので腕はかなり磨かなくてはいけないが、新しい挑戦をするという意味では絶好の場所である。
先程も書いたが私はあいみょんが好きで、彼女の弾き語りツアーにも過去に参加した。伸びやかな芯のある歌声と、ギター1本とは思えない伴奏に感動して年下の彼女を心からかっこいいと思った。

今はCDやDVDの他にサブスクやYouTubeでも気軽に音楽が聴ける時代だが、直接生で歌っているところを見たいと思える歌手は少なく、彼女はその1人だ。
彼女のようになんて到底できないが、自分の好きなことを表現してみたい、緊張感に打ち勝ってみたい、と思っている。

こんなことを書いたら「まだ子供が小さいのに」とか「お母さんなのに」と言う人も出てくるかもしれない。お母さんが自分の趣味に没頭してはいけないのだろうか?今までやったことのないことに挑戦してはいけないのだろうか?

私はやらずに諦める姿を息子に見せたくないので、情けなくてもダメダメでも2022年は一歩踏み出してみようと思う。
これが2022年の私の宣言です。