求職活動の記憶が濃い去年見つけた、ささやかながらの楽しみ

昨年、2021年は前進2割・停滞8割といった印象の一年であった。
結婚という大きな前進があったものの、仕事も住居も新しい環境に飛び込んだことで、自分個人としての活躍は乏しく感じ、2021年後半に関しては求職活動の記憶しかない。来る日も来る日も求職活動、前進と後退を繰り返す日々に疲れていたのも、正直なところ。
結局、本命の求人に出会うまでは、といった気持ちでなんとか年内にアルバイト先を決めることができたところだった。

そんな求職活動の最中、ささやかながら楽しみを見つけた。
日記や手帳に書いたメモなど、自分しか読み返さないものではなく、誰かに読んでもらえる形式を持った文章を書くこと。このようにエッセイを書きながら、多くの方に読んでいただき、ありがたいことに感想までいただけることが、とても私の励みになった。もっと文章を書き残したいと思った私は、「note」という創作系のメディアプラットフォームに自身のページを開設し、一ヵ月間、毎日絶えず投稿するというチャレンジを試みた。

毎日エッセイを書くようになり視点が変わったことは、大きな収穫に

求職活動の合間に書くエッセイは、自分にとって重要な息抜きになり、文章を書く楽しさを改めて感じた瞬間だった。
思っていることを文章にすることで、自分のことを客観的に観察できるし、頭で考えるより、口から出る言葉より、書いて表された気持ちが一番、まっさらに素直なものであるように思えた。
そして、毎日エッセイを書いていると、どうしてもネタが尽きてくる。何気なく過ごしている毎日の中で、何かしらテーマが潜んでいないかと目を凝らしながら探すようになり、新しいことを探す自身の視点が変わったことが、なにより大きな収穫となった。何かを探すことだけで、日々の視え方はまったく変わっていくということを実感した。

引き続き、2022年も書くことを通して、自分自身も未だ知らない一面を客観的に見つけていくことが今の楽しみ。日々の中には、エッセイのテーマに成り得る事象が溢れていて、それらをどのように工夫して、より多くの方に伝わるよう書き上げようか、考えれば考えるほど、わくわくした気持ちになる。

また、エッセイだけではなく、元々好きだった文芸を通して、創作作品に携わることも楽しいかもしれない。
文章の世界観や伝え方は幅広く、素人ではあるけれど、構成力や表現方法、誰かに読んでいただくことを意識しながら、たくさん勉強やチャレンジをしていこうと決心した。書いて書いて、とにかく書いている内に、きっと何か見つかるものがある。

今年は停滞しない年に。やりたいことをやって、どんどん前進する

2021年は積極的に自分から行動を起こせなかったことがモヤモヤの原因になり、やり残した思いとか悔しい気持ちが残ってしまった。だから新年からは絶対に、停滞はしない、やりたいことはやる、どんどん前進していくと、自分に誓った。やらない後悔よりもやった後悔、以前、尊敬する上司が私に言ってくれた言葉を思い出した。
2022年、私の宣言「文章を書くことで、新しい自分にどんどん出会っていく」。