特集:2022私の宣言

就職したが「一生の仕事」ではなかった。進むために信じる力が欲しい

2022私の宣言

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やりたいことは何ですか。なりたい姿は思い浮かびますか。

「向いている」と言われた仕事を「楽しい」と思えないこともある

2021年4月、私は社会人になった。大学4年生の時、何となく就活はしたけれど、自分が何になりたいのかわからず、何をしたいのかもわからず、何となく流れで内定をもらえたところに就職した。
何となくと言っても、そんなにとんとん拍子でうまくいったわけではない。それなりにエントリーシートを書き、それなりに履歴書を送り、それなりに面接に落ちた。
私が今の会社に就職した理由は2つ。2社しか内定がもらえなかったので選ぶ余地がなかったことと、福利厚生だけはしっかりしていて勤務地が限定されていたからだった。

実際に仕事を始めて分かったことがある。
他人から向いていると言ってもらえることと、自分が楽しいと思えることはイコールではないということ。
働きたい業界、業種に見当がつかなかった私は、就活エージェントに相談をしていた。自分が向いている業種や、内定が比較的もらえやすい業界などを教えてもらい、面接の対策も無料でサポートしてくれた。

タダより高いものはないという言葉がある通り、始めはそんなにいい話があるはずはないと半信半疑だった。しかし、何かの勧誘がある訳でもなく、正直大学のキャリアセンターの人よりも不安に思っていることを相談できたし、すぐに面接ができる企業の紹介などもしてくれて、当時孤独に就活をしていた私には、本当にありがたかった。私が入社した会社も就活エージェントの担当さんが紹介してくれた企業のひとつだった。

働き出して9ヶ月。この仕事できっと私はやりがいを感じられない

仕事を始めたばかりの頃は、新しいことを覚えるのに必死で、できないことができるようになるのが楽しかった。
そして9か月経った今思うこと。働いていて、楽しいと思える瞬間が全くないということ。毎日のように早く一日が終わって欲しい、休みになって欲しい、そんな気持ちでいっぱいな自分がいた。

社会人1年目でこんなことを言ったら、忍耐力がないとか、何を甘いことを言っているんだと思われるかもしれない。でも冷静に考えて、今後何年この仕事を続けたとしても、きっと私はこの仕事でやりがいも、大変さを上回るくらいの喜びも、得られないと思う。ただ、何も得られない日常に慣れていくだけ。
何でもやってみないとわからないというけれど、やってみて、この仕事は私が一生続けていく仕事ではないと思った。

あと少しの後押しが欲しい。2022年は前に進むための準備期間に

2022年私はどうしていけばいいのか。
今すぐにでもやろうと思っていることは、占いに行くこと。ふざけていると思われるかもしれないけれど、私はいたって真面目に考えている。
人は見えない何かに背中を押して欲しくなることがあると、私は初めて知った。ほとんど決まっている自分の気持ちを信じられる、あと少しの後押しが欲しい。それが占いでも何でも、当たるかどうかではなく、信じるための力が欲しい。

会社の同期と年末に占いに行く約束をした。2022年は、「前に進むための勉強と準備の年にする」それが私の宣言です。

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