物心ついたときから、自分の世界観を作り上げていく人に惹かれていた
私の2022年の目標……というか人生の目標。それは自分自身を売り物として生きていくことだ。
今までそれを他人に積極的に話すことはなかったが、夢は口に出すと叶うと言うし、決意表明のためにもここに記してみようと思う。
私は物心ついたころから、何かを表現・発信している人に強い憧れを抱いていた。
それは絵だったり音楽だったり、ジャンルは様々だったが、とにかくその人にしか出来ないことをして、自分の世界観を作り上げていく人にとても惹かれた。
何者でもない子供の私は、唯一無二の何者かになりたかったのだ。
小学生のころは「私もやりたい!」という心のままに、憧れの人の真似をするのが趣味のようなものだった。
その趣味というのが今思い返すとなかなかに恥ずかしいもので、早めの中二病感染と言っても過言ではない……が、あえてそれもこの場で吐き出してみようと思う。
憧れの人を真似することが趣味だった学生時代を思い返してみると…
その一。漫画家に憧れていた頃。
絵が特別上手い訳でもない、というかどちらかと言えば下手なのだが、物語を考えることが好きだった私は、下手くそな漫画を描いては親友への手紙にその漫画を同封し、送り付けていた。今思うととんだ迷惑な話だが、私の漫画など読んでくれる人は彼女しかいなかったのだ。
その二。歌手に憧れていた頃。
あるアニメをきっかけに知った女性デュオユニットにハマり、それを真似て作詞作曲を始めるようになった。それだけならまだ良いのだが、その当時彼女たちが出演していたラジオを聴き、なんと私はラジオまでも真似してしまう。
またもや親友を巻き込んで、自分の作った歌をラジカセでカセットテープに吹き込み、MCも入れてラジオ番組を作る……といったラジオごっこだ。
簡易的にではあるがBGMもきちんと流したり、小学生の真似事にしてはなかなかのクオリティだったと思う。ただ、肝心の歌については、残念ながら大人になった今もお世辞にも上手いとは言えない。
その三。ブロガーに憧れていた頃。
早いうちからネットの世界にも足を踏み入れていた私は、小学5年生くらいの頃には自分のブログやWebサイトを立ち上げていた。今でこそ驚かない話だが、平成ど真ん中の当時、ブログをやっている小学生なんて芸能人でもない限りそう多くなかっただろう。
無料サーバーを使ってのサイトに好きなことをダラダラと投稿していただけだが、今の私がSNSでの発信活動を抵抗なく行えるのはこの経験のお陰かもしれない。
最大限の能力を生かして表現をする。壮大な夢に近づく1年にしたい
といった具合に、他にも挙げていくとキリがないが、興味がある事にはなんでもかんでも手を出してきた。ただのミーハーと言われればそれまでだが、全てに共通して言えるのは、私は何かを表現する人・発信する人にいつも憧れて、こんな自分にも出来る何かを見付けたかったということだ。
大人になるにつれてその無鉄砲さは徐々に薄れていったが、今も好奇心の旺盛さ、心の奥底にある思いは変わらない。
音楽大学を卒業し社会人となった今の私は、専門で学んだ音楽と、数年前に独学で始めた写真との2つを軸にSNSやYouTubeでの表現活動を続けている。
「いい歳なんだしそろそろ落ち着けば?」
「音大出たんだから、音楽家らしいことしてなよ」
そんな風に言われることももちろんある。それでもやっぱり私は、その時自分が持てる最大限の能力を活かして表現をしていたい。そしてそれを誰かに発信していきたい。
いつか私の名前がブランドになるその日まで。
笑われそうなくらい壮大な夢に、一歩でも近づく。
それが私の2022年の目標だ。