大学へ入学と同時に世界的に流行している感染症の影響で約1年間、実家からの完全オンラインで授業を受けていた。そのため、大学では遊び、連絡を取り合う友人は全くできなかった。
サークルに参加をしようとも試みたが、ネットだけでは情報を集めるのに限界があり、サークルへの参加はほとんど諦めていた。

2年生になると少しずつ、対面での授業も始まり、キャンパスライフという生活を体験することができていた。お昼を食べ、学校以外でも遊ぶ友人が2、3人できた。春から夏にかけて友人とは大学の課題のことからバイト、就活などたくさんの話をしてきた。

友人たちの彼氏の存在。自分だけが恋愛をしていないことに感じた焦り

しかし、唯一話していなかった話題があった。それは、恋愛の話である。
別にそういった話を嫌がってきたわけではないが、なぜか友人内でも互いに気にはしつつも、そこまでの仲には至っていなかったのかその話題には触れられずにいた。

私は友人とTwitterやインスタグラムなどのSNSの交換をしていたため、プライベートの事情は割と知り得ていると感じていた。友人のSNSを見ている限り、2人には恋愛をしている雰囲気もなく、男性の影さえ感じなかった。

12月はじめに、2人の友人と共通の知り合いから2人は彼氏がいるという話を聞いた。私はかなり驚いた。しかし、その話を聞いたのが電車の中であったため、大声も出せず、なんとか冷静を保ちつつ、話を受け入れた。

その時、私が感じ、考えたことは2つである。
1つは、本人の口からその話を聞くことができなかったという残念さ。2つ目は、自分だけが全く恋愛をしていなかったという焦りである。
後々、2人の友人から彼氏のことを聞いたところ、付き合い始めて半年ほど経っていたようだ。

コロナ禍を通して感じた、人見知りの私にも人との接触が必要なこと

私は、2人とは違って、サークルに入っておらず、出会いが少ないのは確かである。しかし、12月になり、日々のイベントが増えていく中で、彼女らの彼氏らしきSNSの投稿に憧れとともに、焦りを感じているのが分かった。

今まで、恋愛を避けていたわけではなかった。しかし、完全に出会いがない環境にいた。感染症の影響により、初対面の人に接触することに抵抗があり、遠ざけていたのかもしれない。しかし、私たちは人との関わりがあるからこそ、喜び・悲しみ・感動・嫉妬を感じ、日々成長していく。

私自身は、極度の人見知りということもあり、最小限の人との関わりに抑えて今までの人生を過ごしてきた。
確かに、人間関係の構築において複雑な問題はつきものであり、その分ストレスを抱えることがある。しかし、私の場合、人とのコミュニケーションを介してやりがい・楽しさ・悔しさを感じ、自身を成長させていると感じる。

だからこそ、コロナウイルスの流行により、思うように行動ができなかった2020、2021年を通して、私には人との接触が必要であると考えた。

運も味方につけながら、極度の人見知り女子大学生の私は勇気を出す

そこから、2022年はこんな1年間にしたいということをここに宣言しておく。
それは、同年齢の学生はもちろんのこと、年齢の幅を超えてたくさんの人と触れ合えるコミュニティへの参加をすること。

大学に入学してからは、強制的に人との関わりを阻まれていた。しかし、リモートでの関わりは少なくともあり、それに参加しようとしなかったのは自身の怠けと勇気の無さからである。今年の4月から3年生となり、少しずつ就活を考える時期にもなってきた。あらゆる価値観・人生観というのに触れるためにもコミュニケーションは重要になっていくだろう。

2022年初めに、初詣でおみくじを引いた。
結論から言うと、末吉だった。しかし、たくさんの人との関わりが増える中、私を支えてくれる、プラスとなる人との出会いがあると書かれていた。もちろん、縁談・恋愛の部分もしっかり恵まれているようだ。
運勢にばかり頼るわけではないが、運も味方につけながら、極度の人見知り女子大学生も勇気を出してみようと思う。