私は保育士。女性環境の職場にいる。日常に出会いなどない。
25歳を迎え、結婚適齢期の現在。周りの友人は次々と結婚し出産している。
だが、私には結婚を見据える相手はいない。30歳までには結婚し子供を産んでいたいので、焦りが出てきている。
コロナで無くなった出会い。偏見を取り払いマッチングアプリを始めた
そんな中のコロナ禍。タイミングが悪すぎる。出かける機会は無くなるし、飲み会や合コンなど出会いの場はもちろん無くなった。
今まで私は、「マッチングアプリ」というものに偏見を持っていた。出会い系は、ロクな男はいないし、ヤリモクばかりで危ないというイメージだった。
だが、コロナ禍になった今、周囲ではマッチングアプリをやっている人が増えていて、マッチングアプリからの交際が増えているとネットで知った。
そこで、偏見を取り払い、初めてマッチングアプリをインストールしてみた。
女性は無料。男性は4000円ほどの登録費用がかかるもので、このアプリは、メンタリストの方がアンケートを通して各々の性格や考え方から相性を調べて適した相手を選んでくれるものだ。
私がこちらのアプリに登録した理由は、アプリをプロデュースしているメンタリストの方を信頼しているから。
登録初日、100人を越えるマッチング申し込み。人見知りの私は苦戦した
初めてのマッチングアプリは苦戦。
登録初日、100人を越えるマッチング申し込みが……。一人一人どのような方なのかプロフィールにアクセスして見てみる作業が始まる。
私は、趣味、血液型、年収を見る。1番大事なところは年収。お金を稼げる力のある男性イコール責任感があり、努力家であり、統括力があり、人やお金を大切に出来る人で余裕がある人だと思っている為である。
100人のプロフィールを確認した時間は、1時間半。私が慎重で真面目な性格だからかもしれないが想像以上に時間がかかった。
そして気づいたことは、人見知りの性格な私はマッチングアプリに向いていないということだ。
マッチング後は、男性とアプリ内のメールや電話でやりとりすることになるが、私は人見知りなので知らない人と電話もメールも難しく、頑張ってもメールの挨拶程度しか会話が出来ない……。
マッチングアプリで出会ったカップルたちを尊敬する。初めましての相手を信用してメールしたり電話したり、会ったりするということは勇気があることだと思ったからだ。私にはそんな勇気はない。
頑張って数人とやりとりする中で、少しずつノウハウが分かってきた。この人は信用できる人だ、この人はヤリモクだ。など見極めができるようになった。
日々をポジティブにアクティブに。コロナ禍の恋愛にワクワクしている
数人とやりとりをして、1人だけ気になる人ができた。彼は、私と同じ楽器とカメラが好きで優しい雰囲気を持つ人だった。行動する駅範囲も似ていて共通点が多くすぐLINEを交換した。
今はまだ、LINE交換が精一杯ではあるが後々は電話をしてみたり出かけたりしてみたいと思う。
マッチングアプリに登録しないと出会うことのなかった方。皮肉にもコロナ禍が無いと出会うことが無かった。
コロナ禍の恋愛は難しい。
だが、人はどんな時もいかなる時もどうにかできる知恵はついていて、偏見を捨てたり考え方を変えてみるだけで今まで見えていなかったものが見えたり、出会えることもある。
コロナ禍だからこそ、日々をポジティブに、アクティブになって今までやらなかったことをやってみるのも楽しいなと思った。
コロナ禍の恋愛ではあるが、ワクワクしている。コロナが収束した後で旅行に行ったり素敵な恋愛を思う存分楽しみたいと夢を膨らませている。