お金を使うとき、私には2つのルールがある。
1つ目は、毎日使うもの、長く使うものにはとことんお金をかける。2つ目は、人にあげるものは絶対にケチらない、というものだ。
毎日使うものは、少しいいものを。いいものを持っている人は信頼できる気もする
毎日使うものでお金をかけたのはメガネ、マフラー、サングラス、コート、財布、時計、アクセサリー、ボールペンだ。毎日使うものは、少しいいモノを。
好きなもの、気分が上がるものがいつも生活の傍らにあると運気も上がる。
「このブランド好きなのですか?」「その眼鏡、おしゃれですね」と、会話も広がる。
それに、これは私の主観なのだが、身の回りのものにお金をかけていたり、さり気なくいいモノを持っている人を見ると、なんとなく信頼できる気がするのだ。
ちゃんとしたものを持っている人は、ちゃんとしている気がする。初対面の人を判断するのはどうしたって見た目や持ち物である。
それに本当に価値のあるものは何年経っても価値が変わらない。安物を年に何回も買うより、ちゃんとしたものを数年に一度買う。そのほうがかえって、コストパフォーマンスが良かったりするのだ。
消耗品や使う頻度が少ないものなど、こだわりがないものもある
逆にお金をかけないものは、消耗品やたまにしか使わないものだ。歯磨き粉や洗剤などの日用品に対してはこだわりはなく、洗えれば……磨ければ……何でも良い。
年に一度や二度しか着ないスーツは量販店のものだし、年に一度着るか着ないかわからない浴衣にいたってはフリマアプリや中古品ショップで済ますことも珍しくない。
一概に、高いから、ブランド物だから良いだとか、安いから、量販店のものだから粗悪品であると言いたいわけではない。
もちろん、身の回りのものすべてが高級ブランドというわけではない。
私が2年間愛用している相棒のバッグは無印良品の990円のサコッシュであるし、3年間愛用しているパジャマはノーブランドの500円のものだ。
高いから良い、安いから悪い、価値がないではなく自分で価値を定め、大事にしてゆくことが何よりだと思う。現に、私は4年前に購入した3万円のマフラーを今も大切に使っているし、同じく3年前に購入した3万円のコートも今も型崩れ無く着ている。
人にあげるもの、人と一緒に過ごす時間や食べるものにはケチらない
私のお金の使い方ルール2つ目。人にあげるものは絶対にケチらない。
もちろん贈り物は、気持ちであるので、高級品ばかりを渡しているわけではない。
「これ、絶対あの人喜びそう」「絶対に気に入ってくれるだろうな」
そう感じたものを、「高いから」という理由で妥協したくないのだ。「これ、あげたいけど、ちょっと高いからこっちにしよう」ということはしないと決めている。
理由は単純に、相手に喜んでほしいからだ。ケチって妥協してしまったら自分にも後悔が残ると思う。
不思議なことに、自分が相手にお金を使うと相手も自分にお金を使ってくれる。お返しが目的ではないけれど、自分たちの間にお金が循環しているようでなんだか嬉しい。人にあげるもの、と書いたけれど、人と一緒に過ごす時間や人と一緒に食べるものにも私はお金をケチらない。
お金を使うべきところにしっかり使えるように、必要のないものには使わない。ディスカウントストアや百均で済ませられるものは済ませる。
そうやってお金と付き合うのが私のお金との付き合い方だ。