【厳選】30グラムの小さな背中に見えた「生き方」。横柄なタクシー運転手にやり返した私の対応…1月に読まれたエッセイ

無心でキャベツをかじる我が家のハムスター。時に飼い主の私の指すらかじる彼には、私たちが社会に求められる「生産性」や「存在価値」はあるのだろうか。小さな背中を見ながら、私は考えた。ある日タクシーに乗った私は、クリスマスの夜に働いていた私は、女性であること、そしてひとりの人間であることについて考えた…。1月に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します。
あらすじ)コロナで職を失い転職活動中の私は、ハムスターとともにささやかに生きている。無心でキャベツをかじっている小さな背中を見ながら、最近よく耳にする「生産性」「存在価値」という言葉について考える。きっと彼は、社会の役に立とうなんて考えていないはずだ。
あらすじ)友人の紹介で会った10歳年上の彼。クリスマスの夜、友人宅に3人で泊まった。ベッドに3人で川の字になっていると、彼が言った。「しないの?」。性への興味はある一方、恋愛経験がない私はそのことを恥じていた。
あらすじ)ある日、タクシーに乗った。父親ほどの年齢の運転手は、受け答えもぞんざいで、あきらかに気だるそうだった。「なめられている」と直感した。怒りがこみ上げてきた私は別の日にタクシーに乗った際、対応を変えてみることにした。
あらすじ)毎年クリスマスが近づくと、クリスマスカードと図書カードが届いていた。クリスマスは、おもちゃではなく、好きな本を買ってもらう日だった。母を失い、父と祖母に育てられた私は小学4年生のとき、祖母にクリスマスカードの送り主をたずねた。
あらすじ)協調性がない。思ったままが口から出ていく。空気をよめない……周囲から指摘されて、自分の特性を振り返ってみた。社会において他者との関わりが避けられない以上、対処法を見つけていくしかない。
1月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!
⑥顔のシミ、抜ける髪を嘆いていたアラサーの日々に、希望が見えてきた(潮井エムコ)
⑦まさかの不登校を救った友人の電話。号泣し勇気がみなぎるのを感じた(まよまよ)
⑧結婚の1週間前に破談。片想いの彼と暮らすと、12年間が溢れだした(にき)
⑨難題続きの帰国。SOSを受けた両親は大阪から成田まで車を走らせた(はいじ)
⑩「恋人いないでしょ?」。クリスマスに働く私を見て客は爆笑した(野比萌)
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