コーヒーやビールの苦みが苦手な私を、周りは「可愛い」と言う

私は、コーヒーやビールなどといった大人が嗜むような飲み物が苦手だ。
コーヒーは、砂糖をたくさんとミルクを入れれば飲めないことはないが、自分から進んで飲もうとはしない。スターバックスやドトール、タリーズなどに連れて行かれると、飲み物を選ぶのに困ってしまう。
ビールは、飲み会などでも必ず飲んでこなかった。美味しいと全く思えない。
20歳になって飲酒が解禁され、ビールを飲んでみた。
苦手そうにしている私を見て、「大人の味だからね」と周囲に言われた。
30歳近くになれば美味しく思えるだろうと私は思っていたし、周囲にも同じことを言われたのでそれを信じていた。
しかし、私は、ビールが27歳の今も飲むことができない。
「大人」との距離感が味覚にまで表れてしまっている。
小学生の頃、身長が既に168cmあったせいで、高校生だとよく間違われていた。
だから、初めて行った家ではブラックコーヒーを出されたことがある。
出されたものを「飲めない」と私は言えず、親も「飲めない」と伝えなかったので、私は仕方がなく冷たいブラックコーヒーを飲んだ。
夏だったこともあり、飲み物を飲まずにはいられなかった。
ニガ……。
そう思っていたが、いかに顔に出さず飲むかを気にしてしまった。
あの時、子供だったのだからきちんと「ブラックコーヒーは飲めない」という旨を伝えるべきだと今だからこそ思う。
逆に、今現在は素直だ。
「コーヒーいる?」と聞かれれば、「コーヒー嫌いだから飲めない」と言えてしまう。
相手をよく困らせてしまう私である。
子供の時の方が我慢していた。
大人になってからは、飲み会などがあり、周りの皆は初めからビールを飲む人が多かった。
しかし、私はビールではなくカシオレやモヒートというチョイス。
周りから、「えっ!?」という目で見られる。
「可愛いの選んだな」とまで言われる。
可愛さで選んだわけではなく、自分が飲むことができるものを選んだだけなのだが。
時には「お酒は何が好きですか?」という話題が職場の人の中であがる。
「ビールは嫌い」と言うと、「ビールを飲まないのは何故?」と聞かれたこともある。
「苦くて飲めないんです!」と答えると、「その苦さが美味しいのに……」と言われた。
苦いという味覚が私は少々苦手なのだ。
だから、コーヒーも飲めない。
ワイン、日本酒、焼酎も飲むことができない。私にとっては苦いもの。
しかし、紅茶は砂糖やミルクを入れなくても飲むことができる。
苦い食べ物として有名なゴーヤーは大好きである。
苦いものが全て嫌いなわけではない。
コーヒーやビールが飲むことができないため、「甘いものしか食べないんでしょ?可愛いね」と言われたことがある。
私は、辛いものも好きだ。酸っぱいものも好き。甘いものだけを食べるわけではない。
つけられたイメージが嫌な訳ではない。
しかし、コーヒーもビールも、今後美味しく飲めたら良いなと思う。
私は大人が嗜むような苦い飲み物が苦手。
苦いよりはやはり、甘いものが好きだ。
そのような自分と今後もつきあっていこうと思う。周りに何と言われても、好みは人それぞれなので。
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