私は、初夏の季節に行った実習でお世話になった先生に向けて、感謝とお詫びの言葉を添えて伝えたいです。
教育実習の授業で上手くできなかったことに加えて、その後に受けた試験で採用されなかったことによる結果を残してしまったことで期待に応えられなかったこと、おわび申し上げたいです。

先生がくれた付箋は私のお守り。実習中も先生がそばにいる気がした

あの後、10月頃から小学校の実習に行ってきました。そこで、現実を目の当たりにしました。私は、得意な英語という自分の良さを生かせないと思いました。
そんな過酷な毎日に、いつも私のボロボロになった心と体に支えをくれたのは、小学校の実習で会った子どもたちと、前の実習でお世話になった先生でした。

前の実習で毎朝、職員室に入って挨拶をして目に入ったのが、実習記録の上に貼られてあった付箋でした。今でも、私のお守りのように下敷きに作って、毎日肌身離さず学校に行くときにも持っています。
授業を行う前に、緊張してしまう私にくれた言葉は、今あの後の小学校の実習でも励みになりました。そこにいるはずがないのに、私の肩に手を置いて、「いつも頑張っているの見ているから、後は自分を信じて」と言って励ましてくれているかのように感じました。
その時に行った授業は成功しました。このことを一番に伝えたかったのは、そこにいた先生方でなく、先生でした。あの日、小学校での授業を見に来てほしかったのですが、先生には教えている目の前の生徒を大事にしてほしいから、見に来なくてもいいと思っていました。

英語と子どもたちとしっかり向き合えたのは、先生のおかげ

実習が終わった後、もう一度、教員を目指したいと思いました。そして、ボランティアで小学校に入って、子どもに関わっている時、生徒と真剣に向き合っていた先生の姿を思い出しました。その時に、あの先生みたいな先生になりたいと思って頑張っていました。
向き合い切れなかった英語と、子どもたちとしっかりと向き合うことが出来たのは先生のおかげです。
最終学年なので、今後の英語の授業を行う学級担任について卒業論文を書いて完成できました。それは、きっかけをくれた英語を教える先生のおかげでもあります。今まで書き上げてきた論文で一番良いものに完成させることが出来ました。
先生にこの卒業論文を送りたいと思っていましたが、小学校教員でない先生の書いた研究論文を参考文献にしたことと、実習のことも含めて期待に応えられなかったこと、この報告をすることで先生が悲しい思いをすることから連絡はせず、論文も送らないことにしようと検討しております。

そして、卒業論文を書いている中で、私は、あの時、英語を教えている先生と是非今後の英語教育について語り合いたかったと後悔しております。大学で今まで学んできたからこそ、先生と実習生という間柄ではありましたが、とても今でも悔やんでおります。

先生と同じ仕事で、自分にしかできないことがあると思い、頑張ります

あと、私は今後、講師として頑張る予定でいます。この決心がいつも優柔不断な私が出来たのは、先生のおかげです。
先生と同じ仕事ですので、緊張と不安はあります。ですが、自分の得意な英語を教えるという夢の実現と、同じところに先生がいたことから、自分にしかできないやるべきことが出来ると思って頑張ります。
また、不安に思ったときは、いつもお守りにしている先生の書いた付箋のある下敷きを見て、元気をもらいます。私にとって先生は教師の鑑であり、師匠です。恩を返したい気持ちで今この内容を書いています。

どうか、このコロナ禍ですので、先生のいる学校でもコロナに感染した情報がありますので、ご自愛ください。そして、あの時の実習で私にしてくれたように目の前の生徒と家族を大切にしてください。
私は忘れて、幸せになって下さい。私は、先生みたいになれるように先生のいない街の学校で武者修行します。1年、いや、それ以上かかるかもしれません。でも、最後まで諦めず、先生が言ってくれたように目の前の生徒を大切にします。
このことを伝えたいと思います。