私は大学時代から登録式の派遣のアルバイトをしている。
仕様はとても簡単で、日時を指定して会社側に提示された現場に行くか、もしくは会社側に提示された数カ所の現場の中から自分で好きなところを選んで行くだけ。

良いところはギリギリでも予定が組めるところ、個人で行くことになるので人間関係はあまり気にしなくていいところ。
悪いところは交通費が出なかったり、現場は空調が効いてるとは限らなかったり、現場に行くまで仕事の詳細があまりわからないところ。それから当日同じ現場に来る人がどんな人かわからないところ。

派遣のアルバイトの当たりハズレを私が見分ける一つの方法

派遣のアルバイトは、現場によって当たりハズレが大きい。たまにこの時給じゃ見合わないだろうと思うような現場も少なくない。
当たりハズレを見分けるには、やはり自分の目で確かめるしかないのだけれど、何回もやってみた結果、それを見分ける方法を一つだけ見つけることができた。

それは人気の現場ほど当たりの確率が高いことだ。けれど、人気の現場はやっぱり競争率が高い。人気の現場は当たりの確率が高いのはなぜか。また、私がなぜ当たりだと判定したのか。共通点を挙げてみる。

一つは人数配分のバランスが良く、一人当たりの仕事量が無理のない範囲であること。判断基準として仕事量は重要な部分だったりする。仕事量の多すぎる現場だと、時には時給に対して見合わない仕事量を課せられることがあるからだ。同じ時給で働くなら、よりいいところにしたい。

次に時給の良さ。やはり時給の高い現場は人気も高いが、現場の羽振りも良かったりする。

それから駅から現場までの距離が近いところであること。始業は9時からの現場が多いため、駅から離れているとなると、より早く準備をしなければならない。それに、現場に向かうためにバスといったような交通機関を使用しなければならない場合、交通費がかさむ。
交通費が出ない現場もあるので、その場合、時給に換算すると減ってしまう時もある。競争率が高いとはいえ、人気の現場を選んでおけばまずハズレを引くことはない。

では、逆にあまりものの現場がどんなところが多いのかも、挙げておこうと思う。

まず、現場が駅から離れていたり、辺鄙な場所にあるところ。これについては前述のとおり交通費がかさんで時給換算した時に減ってしまうことが少なくない。それから移動に時間がかかる。

次に担当者に問題がある人がいる場合があること。共に働くならやはりお互いに協力しあえる場所の方がいい。担当者に問題ありの現場を引いてしまうと、パワハラが当たり前だったり、社員が不仲で面倒な派閥争いに巻き込まれたりする。

それから時給が低いところ。やはり時給は高い方がいい。それに、時給をケチる現場ほど人を大切にしていないところだったりする。選ばれないのにはやはり理由があるということだ。

派遣アルバイトを選ぶ理由。予定を組みやすいこと、人間関係の自由さ

固定のところを職場にしようと思ったことは何度もある。それでも登録式の派遣のアルバイトを選んでしまうのは、自由度の高さからだ。

まず、固定の現場ではひと月前から予定を立てる必要がある。だが私の場合、体質の都合上、仕事の入っている日に体調を崩してしまうことも少なくなかった。
無理して行っても早退する羽目になったり、休まざるを得なくなってしまったりすることもあり、決まった日に入らなければならない環境にはどうしてもプレッシャーを感じてしまう。
けれど、ギリギリでも予定が組める派遣のアルバイトは、そういったプレッシャーを感じることなく自由に予定を組みやすいところがありがたかった。
それに、自由に予定が組めるおかげで、執筆作業が捗っている間は仕事を入れずに集中することもできる。

それから人間関係の自由さだ。人付き合いで疲れてしまうので、1日限りの関係で済み、同じ人間と長く仕事をしなくて良いという環境は本当にありがたい。
とは言っても、慣れてくるとやはり同じ現場を選んでしまうことも多いので、同じ場所に通うと同じ人たちと仕事をすることにはなるのだけど。
それでもここは合わないと思ったら1日でやめられるというのは、派遣のアルバイトを選ぶ理由の一つになっている。

夢を叶えるその日まで、生活をするお金を派遣アルバイトで稼ぐ

現在の私にとっての仕事は、この派遣のアルバイトである。
仕事をする理由は、生活するのに必要なお金を用意するため。生活をするのに必要なお金を稼ぐのに自分にとって好都合なのが、現状では派遣のアルバイトであっただけ。他に良い方法があったとしたら、私は間違いなくそちらを選んでいると思う。
ゆくゆくは派遣のアルバイトではなく、書く仕事をメインに出来るようにしたい。

書く仕事をメインにするという今の夢を叶えるために必要な時間を食いつぶさない、自由度の高い仕事。だから今の私は派遣のアルバイトを選ぶ。夢を叶えるその日まで。