もう何回も擦られている話だけど、今更ながらまた語らせて欲しい。
ちょっと諸々思うことがあり、Twitterで「独身 しわ寄せ」で検索をしてしまった。思ったよりみんなおんなじことを考えていて、ホッとした反面、なんとも抗えない話なんだとも思った。
私以外が既婚で子持ち。上司は「家庭があっても働きやすい」
我が職場は、ここ数年で事業急拡大に伴い、職員数も急増。勤続4年の私でも年数だけは、上から数えた方が早い古参になってしまった。年上の後輩というのが、ほとんどだ。
そういう年齢構成もあってか、現在私のチームは、私以外が既婚子持ち(保育園児含む)という状態に。「家庭があっても働きやすい職場」と、面接を受けに来る人に上司はよく言っているが、これは、年度初めの4月の話。新年度早々から子供の熱でお休みの人のために、私は休日出勤をすることになった。
金貰えるからいっかー、とご陽気だったのだが、新年度早々からこんな感じだと先は思いやられるし、育休から復帰した人が、時短勤務でどれくらいの戦力になるのだろうかとか、人を雇ってもらえば解決するのだろうかとか、色々な考えが気づければ、ぐるぐるとループしていた。働く女性の敵みたいに、自分はなってるのだろう。
根本の仕事量は減らず、自由が利く独身の負担が増しているだけ
同じ年代の子供がいれば、行事は重なるし、同じタイミングで風邪もひく。そうすると、休みの希望も重なるし、急な欠勤は単純に人手が減る。
独身の私は、そんな最重要な用事もなく、休み希望はお任せだし、誰かの急な欠勤にも対応できてしまう。
上司は、家族に理解をしてもらって仕事は成り立っている、だから早く帰れ、と定時退勤を促してくれているが、家庭がある人が定時退勤をする分を、家庭のない独身が賄っていることには、どうお思いだろうか。
定時退勤を目指しても、根本の仕事量が減るわけでもない。結局自由が利く独身の負担が増してるだけだろう。なお、私は決して長時間労働は美徳と思っているタイプではない。
自分がツラツラと述べたことは、独身の僻みなのだろうか。逆に職場の中でも圧倒的な少数派であり、数少ないいることにはいる独身や、既婚子なしで固めたチームなら、自分の思うことは解決されるのだろうか。
仕事に対する熱量が高ければ。不毛な議論はいつまで続くのか
以前のチームは、尊敬する既婚子なしの先輩、同い年の同僚くん、既婚子持ちのお姉様上司、既婚生き字引お爺ちゃんという構成だったが、今よりも不平不満が少なかったし、楽しかった。
家庭がある彼女らは、家庭を犠牲にしている感は拭えないが、(なんなら今も)言えることは仕事に対するみんなの熱量がとにかく高かった。
より良いものを作りたい、提供したい、そうなれば、必然的に、時間はかかってしまう。ただ、あーでもない、こーでもないと言いながら、頭を使う時間が好きだった。
こうなってくると、そもそも論、独身だ、子持ちだとか云々の問題ではないのかもしれない。
何度この話が擦られれば、不毛な議論をし続ければいけないのだろうか。この論争の終止符を願いつつ、今日もまた熱量高く独身は働く。