ひとりが好き。無駄なことにエネルギーを使わず楽しめるから
わたしは基本、ひとりで行動することが好きだ。
ひとりカラオケ、ひとり映画、ひとりカフェ、ひとりライブ、ひとり寿司、ひとり旅行、ひとり漫喫、ひとりラーメン。
メジャーなおひとり様は、わりと経験しているとは思う。
もともとひとりっ子だったこともあり、ひとり遊びが得意だった。小学生の頃からひとりで映画館で映画を観ていたし、大人になるにつれてその行動範囲がだんだん広がっていったのだ。
何より思うのは、ひとりでいると気楽だということ。
例えば、自分が興味を持ったバンドやアーティストさんがいたとして、「ライブに行きたい」と思った時にそのアーティストのファンではない誰かを誘うという選択肢はない。
理由として、基本的にライブ中は、演奏や曲、演出に集中したい。
もし興味がない友達を誘って連れてきた場合、「楽しんでるかな」「今日来たの無駄だったとか思われないかな」など、無駄な考え事にエネルギーを費やして、素直に楽しめず疲れてしまうのが嫌なのだ。
大学生から社会人になってから、シフト制であるわたしと休みが合う友達もいなかったので、わざわざ誘ってその返事待ちにもやもやするくらいなら、ひとりで行ってしまったほうが楽だと思うようになった。
自分が楽しみたいだけなのに、変に気を遣いたくなかった。最初は、その気持ちからだった。
スタバの新作。「飲みたい!」と思った熱と「一緒に」の約束
ひとりだと旅行中も細かく計画をしなくても、最低限決めてさえいれば自由行動だから好都合。実際ひとりでライブに合わせて長期休みを取り、遠方の友達に会うついでに行く予定がなかったライブのチケットを一般で取って参戦したこともある。
それくらいわたしのおひとり様時間は、自由度が高い。
そして、自分の楽しみに気を遣わけなければいけないことはしたくないという考え方から、少しずつそれは自分の機嫌を取ることにつながるのではないかという考えになった。
わたしにとって、ひとりの時間を楽しむというのは、自分の気持ちの鮮度が高いうちに美味しく味わうということと同じなのだ。
人の気持ちは変わりやすい。ふとしたときに「あれがしたい!」「これが食べたい!」と思い、数週間後にはその気持ちの熱が冷めてしまっていることがほとんどだ。
過去にこんなことがあった。
スタバで期間限定の新作が出て「飲みたい!」と思ったわたしは、彼氏にもその情報を伝え、「今度一緒に飲もうね」と約束した。けれど、次に会うまでの間に急に飲みたくなってしまった。「でも、約束もしたしなあ」と結局飲むのをやめてしまったことがある。
このとき「飲みたい!」と沸点高かった気持ちが、彼との約束の日にもう一度同じように高まるかと言われたらその保証は全くない。
ましてや期間限定のドリンクは、人気なら早めになくなってしまうこともあり、あるときに飲まないと飲めなくなってしまうこともある。
彼と約束はしているけれど、彼が飲みたい気持ちをずっとキープできているかも実際はわからないし、約束した時点でめちゃくちゃ飲みたいと思っているかもわからないのだ。
自分で自分を幸せにできれば、周りの人だってハッピー
それならば、気持ちの熱が冷めないうちに飲んだ方が、自分の幸福度は高いはず。
自分の気持ちを一番に理解してあげられるのは自分で、叶えてあげられる一番近い人は自分なのだ。
それならば、わたしが自分の願いを叶えてあげたほうが早いし、誰かに期待して結局叶わなかったときのショックを味わう必要はない。
自分で自分を幸せにできるのであれば、できる範囲で良いから叶えて幸せになった方が絶対にいいと思う。
機嫌を誰かにとってもらうのではなく、自分でとれるようになればご機嫌の時間が多くなって周りの人も気分がよくなる。
それはハッピーな循環に繋がるのだから、積極的に取り入れたいと思っている。
というわけで、ドーナツが最近食べたくて仕方ないから明日はドーナツを食べに気になっていたお店に行こう。