今私が欲しいものは「スマートウォッチ」と「エアタグ(Appleが発売している紛失防止タグ)」だ。
これらがあれば、スマホや家の鍵を失くさなくて済む。
忘れ物・失くし物の多さに自分でも呆れる毎日
私は、まあ忘れ物や失くし物が多い。
家に帰ってきてスマホをコートから出し、ちょっとタンスの上に置いてコートをかける。そうすると30分後には、すっかりスマホをどこに置いたかを忘れてしまう。
部屋のあちこちを探し回り、夫のスマホを借りて自分に電話をかけ、着信音を頼りに発見するということも多々ある。夫は優しいが、やや呆れ気味である。
家の中でスマホを探すくらいなら、周りに迷惑をかけることはあまりないが、これが外や職場だと結構困る。仕事の連絡はチャットワークでやりとりすることが多いのだが、私はしょっちゅう家にスマホを忘れてきてしまう。
社内にいれば、パソコンからログインして何とかなるが、社外に出るとチャットワークを見れなくなってしまう。毎度申し訳ない気持ちで、「すみません、スマホを忘れてきてしまったので急用は社内携帯(ガラケー)に電話をかけてください……」と自分の落ち度を披露している。
オートロックの鍵を挿しっぱなしにする失敗。さすがに落ち込んだ
もちろん、毎回反省はしている。反省から考えたことを実行もしている。
たとえば、「スマホ持った?」と書いたテプラを玄関ドアに貼っている。3日間はそれを見るたびにバッグの中にスマホがあることを確認していた。
しかし、せっかくのテプラも見慣れれば景色である。目に入っても頭まで届かなくなり、結局また忘れる。
ここまでは何とか取り返しのつく忘れ物であるが、最近、さすがの私も落ち込む失敗をしてしまった。アパートのエントランスのオートロックに鍵を挿しっぱなしにしてしまったのである。
その日は、大きな荷物を持っていて、一度オートロックの前で荷物を置き、鍵を取り出して開け、荷物もう一度持ち上げて運んだ。
完全に荷物に気を取られ、鍵を抜くのを忘れたのである。しかもそれに長いこと気づかなかった。外出先から帰ってきた夫に「玄関のいつもの場所に鍵が無いけど大丈夫?」と聞かれた。良く気づく本当に素敵な夫である……。
その後、一階のオートロックで無事に鍵は発見された。住んでいる地域の治安が悪かったら、もう鍵は戻って来なかったであろう。
意識を変えるのは無理だから、スマートウォッチとエアタグ導入へ
この事件をきっかけに、自分の不注意さをしかと受け止め、何とか治す方法は無いかと模索した。ネットには「物を置く時に意識する」「置き場所を決める」など書いてあったが、それができたらこんなに苦労していない。偉そうに言えることではないが、意識することを忘れているから、失くすのである。
自分を変えるのが難しかった結果、今に至るのであるから、環境を変えるしかない。
そこで辿り着いたのが、スマートウォッチとエアタグである。
スマートウォッチはスマホから一定以上離れると通知がくるように設定できるらしい。これがあれば家にスマホを置いて出かけてしまったということが減る。
さらに、スマホを置いた場所を忘れてしまっても、スマートウォッチから探すことができる。スマホ以外の失くしやすいもの(鍵やパスケースなど)にはエアタグをつけておけば、スマホから探すことができる。
そのうち、スマートウォッチを忘れるということをやりかねないが、まずは試してみようと思う。どうにかして「またやってしまった……」という自己嫌悪感を減らしていきたい。すでに注文してあるので、届くのが楽しみである。