私が今一番に欲しいもの、それは「健康」である。
年齢も20代後半に差し掛かると、身体の節々に歪みが出てくるものだ。いつもより少し多く動いただけでどっと疲れたり、筋肉痛が3日後にやってきたりする。夜ふかしをすれば顔や脚が浮腫んだり、隈ができたりと次の日にしっかりと響くのでできなくなった。最近は腕が上がりにくくなったような気もする。
健康診断の結果は私の哀しいリアルを教えてくれる
10代、20代前半に比べて身体の不自由さを感じることが多くなった。そんな感覚的なものに加えて毎年の健康診断の結果は私に現実をまじまじと突きつけてくる。年々再検査まではいかないが、要観察の項目が多くなってきた気がする。数字は嘘を付かない。私の哀しいリアルを教えてくれる。
そういえば、社会人になってからは運動という運動をしていないかもしれない。普段は車通勤かつ事務職なので一日のうちに動かずに座っていることの方が多い。食生活もお弁当を作るのが面倒な時にはファストフードやカップラーメンを食べていた。
そんな私も学生時代は部活動を熱心に取り組んでいた。朝練、夜練と一日中動き回った日もあった。きっと今の体力では当時の運動量をこなすことはできないだろう。あの頃と比べると筋肉が落ち、その代わりに付いた贅肉。このままますます身体が衰え、不健康になっていくのかと怖ろしく思う。
「お散歩」という名のウォーキングを始め、食生活も見直した
近年の未曾有の感染症の流行から自分の身体について考える機会が増えた。病にならないことはもちろんだが、もしなってしまったとしてもそれに打ち勝つ免疫力を付けたいと思う。
健康はお金で買うことはできない。よく耳にするフレーズだが本当にその通りだと思う。
私は小さい頃から虫歯が多い。それは幼い頃ハミガキが大嫌いだったからだ。今私の口の中は銀歯だらけだ。治療した歯は永久歯なので被せもの無しの自前の歯は一生戻ってくることはない。現在は少しでも今ある自分の歯を残すためにハミガキはもちろんのことフロスや定期的に歯科医院に通い歯石除去などのメンテナンスを行っている。
そんな教訓から近頃は自分の生活を見直している。私の性格からランニングは絶対に続かないので、「お散歩」という名のウォーキングを始めた。無理なく家の周りを歩くだけ。時間にして20分程度。歩いていると花や動物の鳴き声など季節の変わり目を感じることができる。それは外に出てみないと分からなかったことだ。
そして食生活にも気を付けるようになった。ありきたりだが野菜を多めに摂るように意識している。美味しくかつ効率良く栄養を摂取することを考えているからメニューを作ると食事もより楽しく思えた。
今の1つ1つの行動が未来の自分へのプレゼント
健康は日々の積み重ねだ。数年後、十数年後の自分もどうか健康でいられるように。おばあちゃんになっても自分の足でお散歩ができて、自分の歯で好きな物を食べることが出来ていることを願うばかりだ。今の1つ1つの行動が未来の自分へのプレゼントとなるはずだ。