わたしはピンクが好きだ。持っているリップやマスクなど、身の回りにはピンクが溢れている。
春に咲くチューリップや桜も、ピンクが綺麗で惹かれる。インナーカラーもピンクにする予定だ。いつかヘアカラーを全部ピンクにしてみたいという願望がある。
最近、購入した藤井風さんのアルバムはLOVEがテーマであり、ジャケットカラーは温かみのあるオレンジピンクだった。
わたしが女だからピンクが好きなの?違う。ただ、ピンクが好きなの。

新しいことに挑戦したいと、20代後半からピンクを選ぶように

ピンクを好んで選ぶようになったのは20代後半から。持ち物がピンクだらけなのは、意識的に選んでいるからではない。無意識に「これ、可愛い!」と思ったからだ。
ピンクにもいろんな種類があるので、「このピンクだったら靴下としてコーデに合わせたら良さそう!」など、ファッションにも取り入れるようになった。
春になるとピンクが着たくなる。ピンクは温かみがあるので、身に付けると気分が穏やかになる。

今までのわたしは「ピンクは似合わないんだろうな……」と勝手に決めつけていた。年齢を重ねるごとに今までの固定概念が崩れ去り、どんどん新しいことに挑戦していこうという気持ちになった。その流れに乗るように、自らピンクに手を伸ばすように。

職場で仲良くしてもらっている人からプレゼントを頂いた。
中身は、ベビーピンクのワイヤレスイヤフォン。選んだカラーの理由を聞くと、ピンクが私らしい、だった。
職場の女性が行き付けだというスポーツバーに連れて行ってもらった。バーのマスターから「あなたはこれっぽい」と言い、店名が印字されたボディがピンクの黒ボールペンを頂いた。
ボールペンには他にも青や緑があった。桃色のような可愛いピンクだったので、わたしもちょうどそれにしようと思っていたので嬉しかった。

敬遠していたが、周りから見たわたしのイメージはピンク

4年前、でんぱ組.incの相沢梨紗さんによるスナックイベントがあった。新宿のバーを貸し切り、梨紗さんがマスターになって抽選で選ばれたファンと交流を楽しむというものだった。わたしも見事に当選し、イベントに参加することができた。
梨紗さんと1対1で会話が出来る時間があり、「わたし、オーラが見えるの!」ということで、ファンの人たち1人ひとりのオーラを見てもらうことになった。
わたしの順番になり、梨紗さんから可愛い眼差しで見つめてもらい、ドキドキしていたのをよく覚えている。
「黄みのかかったオレンジとピンクが混ざった色がする!」
梨紗さんから見たわたしのイメージカラーはこれだった。マイナスイメージじゃなく、明るみのあるカラーでホッと安心したし嬉しかった。

こうやって今までの出来事を振り返ってみると、周りの人から見たわたしのイメージがピンクだった。女の子らしいということなのだろうか。今まで敬遠していたピンクが愛おしいものになった。

性別や年齢関係なくピンクが好き。これからも身に付けて楽しむ

ピンクといえば、女性らしいというイメージが一般的にあると思う。もしかしたら男性の中で、「ピンクが好き!」と堂々と言えない人たちがいるのかもしれない。
わたしは、男性でピンクが好きな人のことを素敵だと思っている。髪色や洋服、持ち歩いている小物がピンク。なんて最高なんだろう。「自分の好きなものはこれです!」と、自分らしさを前面に出している所が魅力的だし、惹かれる。

男だからこの色。女だからこの色。あなたの年齢的にピンクは厳しいだって?
一体、誰が決めたの?自分の好きな色を楽しめばいいじゃん。
わたしは性別がどうであれ、何歳であろうとピンクが好き。これからもピンクをいっぱい身に付けて楽しむんだ。