こんにちは、23歳のふーみん12歳と申します。
ペンネームの由来は、実年齢20歳以上だけど、精神年齢は12歳の女の子だからです。ちなみにふーみんは昔、「プリパラ」というゲームでアイドルをしていた時の名前です。結構気に入っているので今も使っています。
自己紹介はここまでにして、今回私が初めてエッセイを書くため筆をとった訳を話します。
それは、ずっと高校生の時に一番仲の良かった女友達の同級生に言われた言葉が頭の中をぐるぐるしているからです。

◎          ◎

この言葉を言われたのは、高校1年生時の3年生を送る会の準備の時でした。女友達は卒業する先輩に明日告白すると私に話していた時のことです。
「昨日、あなたが私に告白する夢を見た」と。彼女は半分冗談混じりに話していました。
ですが、私は少し心の中で驚きました。
確かに彼女とはクラスも同じ、部活も同じ、ついでに当時学生寮で暮らしていたので住んでいる所も同じ、つまり四六時中一緒にいたということになります。
彼女が私にとって一番話しやすく、なんでも聞いてくれるのでよく一緒にいました。ですが、彼女が「私が告白する夢を見た」と言ってくるのは予想外でした。
その言葉の後、彼女は先輩に告白し見事に結ばれ、私も彼女とは普通の友達として接していきました。

この日から1年後、私は諸事情で高校を中退し通信高校に入り直したことで、彼女とは離れてしまうことになりました。中退してからも、予備校などで何回か顔を合わせましたが、大学に入ってからは連絡が途絶えてしまいました。
あの時、なぜ彼女は私が告白してくる夢を見たのか。
その理由をずっと8年以上考え続けてきました。

◎          ◎

実は、私は生まれてきてから一度も人を本気で好きになって告白したことはありません。
だから、「好き」と「愛している」の気持ちがわからない。何人もの男性に会ってきたが、本気で好き、愛しているという感情は生まれてこなかった。なので、「本当は男性じゃなくて女性が好きなのかもしれない」と本気で考えるようになったのは、自然なことでした。

実際私は、世に言う「腐女子」というもので、同性同士の恋愛を描いた作品を好んで読んでいました。それは男性同士だけではなく、女性同士の恋愛も同じように。
なので、同性愛には抵抗がなく、むしろ異性愛を描いた作品より好んでいたぐらいでした。
「私は異性愛者ではなく同性愛者かもしれない」という考えに至るのには、そう遅くはなかったです。

でも、異性愛者かもしれないとも思って、大学生の頃は半年間だけ、ネットで出会った男性達と何回もセックスをしました。10回を超えてきた時、「私が求めているのはこれではない」と目が覚め、辞めました。
長くなってしまいましたが、私は本当にヘテロなのかレズビアンなのか未だ決着が付けられていません。やはり、あの時に女友達が言った一言が脳の皺に深くこびりついて離れないから。

◎          ◎

「ねぇ、あの時なんで私の夢を見たの?」
もし、もう一度彼女に会えるならこう尋ねたいです。

彼女が私の夢を見たのは先輩に告白する不安ゆえかもしれないし、または告白することで私との関係が変わってしまうことを考えていたのかもしれない。
どんな理由でも良い、もし覚えていたら答えを教えてほしい。

今、私は本当にレズビアンなのかを知りたくて、東京にあるレズビアン専門風俗店のサイトにアクセスしまくる日々を送っています。
女の子の唇にキスしたい、柔らかな身体に触れたい気持ちで悶々とすることがあります。
もし、東京に行く機会があれば、実際に女の子同士のセックスを体験しなくては。
これが、私の高校時代の呪いを解く唯一の魔法だから。