中学入学の時に始めて、以来続けているバレーボール。中学や高校はしっかり部活としてやっていたのできつかったが、大学からは楽しめるようになったし、なんだかんだで競技そのものが大好きだ。

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中学と高校は当然のように女子バレー部だったのだが、大学は男女混合でサークルのような雰囲気だった。やるときはやるけど厳しすぎる雰囲気でもなく、初めてしっかり関わりのある男の先輩ができて楽しかった。留学先でも続けたくて、現地の社会人チームに混ぜてもらっていた。

留学先での駐在員さん、駐妻さんの日本人チームも男女混合だった。普段の練習やミニゲームは混合チームで行い、性別関係なく皆に平等に機会が与えられていた。おかげで体格的に不利な私でも純粋に競技を楽しむことができていたのだが、それが当たり前のことではなかったのだと気付いたのは、社会人になってからだ。

働き始めて生活が落ち着いた頃。知らない土地に配属になったものの、競技人口の多いスポーツだしクラブチームくらいどこにでもあるだろうなと思い、いくつかのチームの練習に参加してみた。そこで、チームの方針や雰囲気に合う合わないがあったのは自然なことだと思うが、違和感を覚えたことがあった。
男女混合チームなのに、圧倒的に男子が主役になる采配をしていたチームがあったのだ。

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チーム内の男女比はほぼ半々なのに、攻撃のポジションにいるのはいつも男子。男子のポジションを先に決めてから、残りを女子が埋めていくような感じ。攻撃できる両サイドの前衛にいるのが男女だった場合、女子にはほとんどトスが上がらない。
両チームがそんな感じで、男子の手加減のない攻撃でラリーが終わるのが毎回のこと。

メンバーの女子だって、決して技術が劣っているわけではない。むしろ球歴が長い経験者の方が多い印象だった。
それなのに、個々人の持つ能力を活かせそうな場面はあんまりない。そして、新入りで体格もあまりよくない私はなおさらだった。背が低いからなのかもしれないが、学生時代アタッカーでしたと言っても怪訝な顔をされ、守備にまわされた。

男女混合でやっているのに、その偏りは何?とモヤモヤしてしまった。そんなこと言うなら女子チームに行けよと言われそうだが、こっちとしてもそんなに男子メインにしたいなら男子だけの募集にしたらいいのに、と思った。
そこで初めて、大学や留学先のチームの在り方がどれほどありがたいものだったのか気づいた。きっと、私が気づけていない配慮を男子たちがしてくれていた部分もあったのだろう。

2チーム行ってみて、どちらもそんな感じの方針だったので、諦めて女子チームを探すことにした。その方が、私自身が楽しくやれると思ったから。しばらく男女混合チームで楽しくやれていたから無意識で混合チームを選んでいたが、そんな事例があるんだと思い知らされた。

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男女混合のサークルなら、恋愛に発展する事例もある。禁止しているところもあれば、活動や人間関係に影響がなければ別にいいとしているところもあって、それが悪いなんて全く思っていない。それでも、考えすぎかもしれないが、私が行ったチームは後者だったから、女子はチームに花を添える存在なのか?お飾りなのか?と思ってしまった。部署の飲み会に、男性だけだとむさ苦しいしつまらないから事務の女の子を呼ぼう、みたいな感じ。

そんなチームでも、大会や練習試合は男女別にしていると聞いた。女子だけになればまた見え方も変わるのかもしれないが、混合でやる普段の練習がそんな感じならもういいや、と思って行くのをやめてしまった。

男女の力の差がどうしても出てしまうこと、それによって戦い方も違うしポジションを調整しなければいけないことは大学4年間の経験で知っているつもりだ。それでも、混合にするからには「不利な方」にも配慮するのが筋ではないかと思う。
男女混合で競技をする楽しさも大いにあるのだから、またそんなチームに巡り合えたら嬉しいなと思う。