しぶとく。
ずぶとく。
したたかに。
しなやかに。

ずっと頭に残ってる。
なにがなんでもやってやろう、生き抜いてやろう、強くあろうっていう気がしてくる言葉。
勇気をくれる言葉。
元気をくれる言葉。
ギャグ漫画で読んだ。
泣きたくなるとき。
消えたくなるとき。
死にたくなるとき。
私はこの言葉を唱える。
そっと。でも力強く。
心に刻むみたいに。

◎          ◎

私は毎年ゆるーくだけど、一年の抱負を考えてる。そうしないと、ただ一年が過ぎ去ってしまうと思うから。
目に見える目標とか、数字で具体的に表した目標とかではない。
なんとなく、の目標。
なんでもいいから、なにか考えてないと不安なんだろう。
立志のタイミングも思いついたとき、くらいゆるい抱負。
今までのだと、「爽やか系女子」とか「バーで一人呑みする女子」とか。
必ず叶えるぞ!っていう感じじゃなくて、なんとなくこんな路線を目指すぞーみたいな感じ。
でもそのなんとなーく、すら決まらないときがあった。

え、目標が何もない。どうしよう。そのうち決まるよね、大丈夫大丈夫ー。
なんて考えてたら、春が来て夏になった。
いやいや半分終わっちゃったよ!どうしよう!
何も考えないまま一年が終わっちゃう!
いつも何も成し遂げてないけど、今年はさらに自堕落な一年になっちゃう!

そのとき、出会った。

しぶとく。
ずぶとく。
したたかに。
しなやかに。

これが私達の生き様さ、みたいな感じで言ってたのを読んだ。
え、かっこいい!!!これにしよ!
あと、言いやすい!
というわけで、抱負が決まった。

いつも通りゆるーく。
そんなに深く考えずに決定。
毎年抱負をコロコロ変えているのに、まさかこの言葉は1年どころか3〜4年経った今でも唱えているなんて。

◎          ◎

少し経ってから、この言葉は唱えたときの感情に合わせて、色々な力をくれることに気がついた。
例えば、怒られて泣きたいとき。
「もうつらい!いやだ!ごめんなさい!!!」みたいなときに唱える。
このときは何となくだけど、「したたかに」が、気持ち強調される。
だから、「あ、強くあろう。立ち上がれ、私!気にすんな!」みたいな気持ちになる。

例えば、なんか辛くて死にたいとき。
もうなんにも希望をもてなくて、でも誰にも頼れなくて真っ暗になったとき。
ゆっくり唱える。
このときは「しぶとく」が強め。
「生き抜いてやる。死んでなんかやらない。見とけ、絶対生きてやる」って思える。

なんとなく決めた一年限りの抱負のはずだった。
でもそれは叶える気のないゆるい目標ではなくて、私に力を、勇気を、元気をくれる言葉に変わっていった。

◎          ◎

しぶとく。
ずぶとく。
したたかに。
しなやかに。

今年もこのことばが私の目標。
叶えられるとは思ってない。
だけど、こんなふうに生きられたら素敵だと思う。
自分の生き方がこうであったらいいなと願って、自分の生き方に真っ直ぐ向き合いたいと思って、私は今日もこのことばを唱える。
そっと。でも力強く。
人生に芯を通すみたいに。

あなたも唱えてみてほしい。
きっと元気がでると思うから。