私の人生の野望は、旅行で47都道府県の制覇をすること、ミニマリストのように身軽に生活し旅をするように日々を楽しむこと、可愛いおばあちゃんになりゆったりとした手作りの暮らしをすることである。

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ひとつ目の野望は、一気にまわるのではなく、何年もかけてゆっくりと丁寧に巡りたいと思っている。
旅先でしたい事は、まずお城などの史跡巡りである。私は戦国時代あたりの歴史が好きで、天守閣を見る事はもちろん、城跡や町の中に残っている史跡を見る事も好きだ。テレビでそういった事を特集していると録画してマップで調べて、いつか行ける日を楽しみにしている。史跡は発掘や研究がどんどん進んでおり、一度行った事のある場所も入った頃とは違ったものが見られるようになることもあるので、何度も行きたくなる。
また、行きたいお城をあげるならば、熊本城である。3年前の新婚旅行で訪れた際にはまだ修復中で、奇跡的に倒壊を免れた櫓を見る事が出来た。修復が完了するのは2037年だそうでまた行ける日を楽しみにしている。
お城のある町は町全体でお城の史跡を見る事が出来、それが今の風景に溶け込んでいる。それを発見し当時の風景を想像するのも楽しみである。

旅先での名物を食べること、これも楽しみである。中でもそこでしか売っていないご当地パン・レトロパンが好きで、長野に行った時には「牛乳パン」をいくつかお店をまわり食べ比べした。ちなみに今一番食べたいご当地パンは静岡の「ようかんぱん」である。

街歩きをしてその町に暮らしている人を見ているのも好きで、たまに旅行先でその町に住んでいる人ごっこのように暮らしているふりをするのも好きだ。観光客の行かなさそうなスーパーに行ってみたり、電車の窓から見える家の中の様子を見ると、なんだかホッとする。そしてひとり旅で味わった感動を、家族や友人と旅行をしたときに共有出来たら最高だと思う。

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ふたつ目の野望である「旅をするように身軽に暮らす」は、2年前大きな断活をして生き方の考えがガラッと変わり、この言葉に出会ってから繰り返しの毎日が少しだけ楽になってきた。まだまだ多くの荷物やネガティブな思考を持っており、「スッキリをワクワクする毎日!」とまではいかないが日々のハードルは下がって、失敗やイライラは笑い話に出来るようになってきた。
旅行に行くときの身軽さとあのワクワク感を、いつまでも忘れたくない。コロナ禍と育児で思うように旅行が出来ない今、自分を幸せにするため身の回りにはお気に入りのアイテムとスイーツで気持ちをコントロールする。

最後の「可愛いおばあちゃん」になるためには、老後までにお気に入りのワンピースとスカートを見つけ(もしくは手作りし)、お菓子を作りおやつ時間を楽しめるような暮らしをしたい。食事もなるべく手作りで体に優しいものを作りたい。早起きをして家庭菜園が出来たらいいなというのが理想である。

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この野望の為に今私が出来る事は、旅行代金の為に貯金をすること・旅行先のリサーチ・お気に入りのアイテムに出会うこと・毎日の小さなことも楽しめるマインド作りなのではないかと思う。

息子が産まれて生活スタイルが変わり、出費が重なった。正直つい最近まで金銭感覚が鈍くなってもったいない出費があり、クレジットカードの請求額を見て現実に戻った。
きちんと自分の決めた予算内で月々を過ごし、少しでも残せたら貯金をしてちまちまと増やしていきたい。たまに夫がおこづかいをくれるので、それについては手を付けずにそのまま貯めて、大きな楽しみに使いたい。

買い物の仕方も変えていこうと思う。折角大きな断活をして持ち物が減っていたが、今妊娠と出産を経てだいぶ持ち物が増えている。息子の荷物が増えるのは成長のため必要だが、自分の洋服やコスメが増えているのだ。家に居る事が多く、見た目の変化が欲しいのだと思う。
悪いことではないが、私は物が多すぎると管理が出来ないので、ここでまた新たに定数を決めて増えすぎないように自分の欲求に応えたい。
また息子の洋服も探すのが楽しく、可愛いものがたくさん売られているので要注意で、1着我慢をして将来息子の体験したいものの為に回せるようにしたいと思う。

大きな目標を叶えるためには、まず身近な小さなことの連続だ。毎日を幸せに暮らし、小さなチャレンジをして野望を叶えたいものだ。