たくらんでいることがある。
それは私が歩む「ミライのこと」。
なんとなくの夢が私の人生の支えになっていて、夢があるから私は生きていけている。
おおげさなようで大真面目な話。
今日はそんな私の夢を、ひっそりとここで打ち明けてみようと思う。

◎          ◎

過去の投稿にもある通り、私は20歳で沖縄移住をした。
それまでは沖縄に住むことが夢であり私の生き甲斐でもあった。
あとで分かるけど、夢があることで毎日生きていけていた。私にとって夢とは希望だった。生きる希望。
未来に広がるまだ見ぬ景色が今の私を救ってくれていた。

そんな夢を20歳で叶えた私は、移住してから身の回りのことでバタバタと忙しく、1ヶ月を過ごした頃、ふと我に返ったことを今でもすごく覚えている。
なんていうか怖かった。夢を叶えたことで夢がなくなった。これから私はなにを希望に生きていけば良いのだろう、といった気持ちだった。
それからの日々は、夢を叶える前よりもなんだか少し毎日に輝きがなくなった。

沖縄に住んでからの夢は特になかった。
ここで暮らしたい、そんな淡白な夢だった。だから叶えたその後に続く夢は持っていなかった。

その時に私は、夢があるから毎日を楽しく生きていけることを知った。
急いで何か夢を探さなければいけない。焦って毎日の中で“何か”を探した。
だけど思った以上に“何か”を見つけるのは難しくて。

◎          ◎

その頃ハマって動画サイトで見ていた海外のカフェVログ。
アメリカや韓国のカフェでは働いている人がそれを撮影して、動画サイトにあげていた。
もともとカフェに行くのは好きだったけど、カフェの内部の様子をみられるのは新鮮で楽しかった。

それがきっかけでカフェで働きたいという夢ができた。
特に私が好きなのは、フードはほとんど出さずドリンクメインのカフェ。
いろいろな国でいろいろな人が撮影する動画を見ていると、だんだんと自分の好みがわかってくる。カフェの内装はどういうのが好きとか、どこまでこだわってオリジナルメニューを作っているのか、テイクアウトにする場合はどう包装するのか。
動画サイトは一種の勉強道具になった。実際に働かなくても大まかなことは知れたりする。
そんなふうに私の日常の中の趣味が夢に変わっていった。

◎          ◎

それからは夢を抱え、生き生きと沖縄移住を3年過ごして、私は今夢を叶えるために福岡にいる。これも話してしまえば長くなるけど、自分の理想とするカフェを将来沖縄に開くために学びにきたという感じだ。
何か叶えたい夢ができた時、とてもワクワクする。その瞬間が大好きだ。やる気に満ちあふれてこれから起こる全てのことに立ち向かう勇気が出る。
いわゆる無敵なキブン。

大切なことを書き忘れていた。私がカフェを開きたいと思った理由。
ただドリンク作る動画が楽しそうだったから?コーヒーが好きだから?内装が可愛いところを巡るのが好きだから?
もちろんそれらもあるけど、それは私の中で夢になるほど大きくない理由。
一番の理由は整理する場所だから。
何度も私自身が何かを整理するためにカフェを利用してきた。ドリンクを片手にスケジュール帳、課題、本、はたまた人間観察をしてぼーっと外の景色を見たりする。
心や書類を整理すると生まれてくるものがある。これからのこと。ミライのこと。
他ではバタバタ過ごすような日々でも、この瞬間だけは心を整理して、向き合うべき事と向き合えたりする。

心も書類も整理できる空間を作りたい。
コーヒー屋さんでもない、カフェという空間をメインとしたお店。

好きなことを夢にする。そしてその「夢を叶えることを楽しむ」。
これが私の人生のたくらみだ。