私は普段、パートとして働いている。そんな私の休みは、誰にも伝えていない極秘プロジェクトが進行している。
それはブロガーとして、サイトを運営していること。

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約1年前、会社に週5日通うことに疲れて、別の方法で生計を立てられないかと探し始めたとき、ブログと出会った。
自由な働き方を実現できるとあって、働く日も時間も自分次第なところに魅力を感じたのだった。
それだけではない。私の得意や好きがたくさんつめこまれている仕事なのだ。

文章を書くことが好きなこと。
タイピングに子どもの頃から興味を持っていて密かにブラインドタッチを練習していたこと。
自分が知りたい分野を発信していくことで自分磨きにもなれるとわかったこと。

これらのすべてを活かせるブログは、とても魅力的だと思った。
また、スキマ時間で収益を生むことができることも私に合っていると思ったのだ。

仕事とわかっていても、他人にすべてを固められるのは得意ではない。仕事で色々言われても、しっくり来ていないのにその通りにしなければいけない社会に疑問を抱いていた。
その点ブログは、自分の力が9割だ。もちろん立ち上げや、利益を得るためには自分ひとりではどうにもできないことのほうが多い。けれど、これを教えてくれる“先生”のような存在も、自分で選んで指導を受けることができる。

最終的な決定権は自分にある。責任は大きくついてくるかもしれないが、自分の責任でチャレンジしながら仕事としていくこのスタイルは、自分にとって理想的だと思うのだ。
今はまだ収益はほとんどない。今後、これを本収入とするべく育てている途中なのだ。

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この極秘プロジェクトを遂行するために、私は今年の春に正社員として働くことをやめた。パートとして休みを人より多く確保して、ブログに向き合える時間を取ったのだ。
ブログと向き合う時間が増えたことで、これまで書いていた記事の編集や、新しい記事の形式など、もっと読みやすいサイトへ変えていける時間に当てられた。
新しい記事も書いているけれど、それ以上に、今ある記事をもっとたくさんの人に読んでもらえるためにはどうするべきか、を課題として向き合っている。
これも自分だけではどうにもできないことであり、もっとシステムに詳しい人や、他者の視点から変えるべき点を教えてもらっている最中でもある。

文字を書き、それを公開し、誰かに読んでもらう。自分が書き連ねた文字が誰かの役に立つと考えたとき、誰かが読んでくれていて、そこで商品を買ってくれたとき、自分が誰かの役に立ったと思える瞬間がたまらなく嬉しい。

働き方を変えてブログと向き合うこととして、もうすぐ半年が経とうとしている。本業としてパートをしながら、休日に副業としてブログと向き合うこのスタイルが今は気に入っている。
外に出ることで、社会との関わりを持ちながら、ブログで自分の世界を守る。孤独にはならないように、でも、自分を失わないように。
二足のわらじを履いていることに対して、大変じゃないか、と思うかもしれない。けれど、夢中になってひたすらキーボードを叩き続けるこの時間だって悪くない。
頭の中で描いた景色や、動かしたシーンを、画面の中に文字で起こして具現化していく。誰かに伝わるように、言葉を変えながら綴っていく、ゾーンに入る瞬間だってある。この時間が気持ちいい。

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つい最近、久しぶりに何時間もパソコンと向き合って大量の文章を作った。そのときは達成感が満ちていて気づかなかったけれど、しばらくしてから手首に熱を持っている感覚があった。腱鞘炎の前段階なのだろう。湿布を貼って様子を見たが、この違和感を持ってもなお、新しく文章を書きたいと思えたのだ。

私にとって、文字を書くというのは、趣味であり、これからもっと得意になりたいスキルでもある。休日を使って、文字を書くことを仕事として、いつかは本業と副業を逆にするというのが今後の狙いだ。
私の休日は、自分の得意と好きを仕事にするための極秘プロジェクトを遂行する時間として存在している。

いつかあなたに、私の文章が届く日が来てほしい。生活の中で私の文章と出会い、その文字たちが、あなたの心を動かすきっかけとなれたらいいと思う。
届けるために、届くように思いを込めて、今日も私はパソコンと向き合って、キーボードを叩き続ける。